あくせくしていると感じたら要注意な理由

ウェルスダイナミクス考案者である
ロジャー・ハミルトンの著書、

『億万長者 富の法則』
(原書の名称はYOUR LIFE YOUR LEGACY)

を読み返してみて、
これは大事なことだなと感じたことがあります。

それは、あくせくしてるな。

と感じたら要注意だということです。

「億万長者 富の法則」の21ページには、

「お金を稼ぐのにあくせくする人、しない人」

というテーマが登場します。

「富」はガーデンのように永続的なものだが、
「お金」は蝶のように一時的なものだ。

これ、かなり良いたとえですよね。

お金を稼ぐのにあくせくする人は、
虫取り網で一生懸命に蝶をつかまえている状態なのです。

それで「お金」は稼げますが「富」は得られません。

一方で23ページからの記述、

『「富」を生み出している人たちは、
「お金」を稼ぐ活動よりも、
「富」の土台作りに力を入れている。

つまり、世の中の評判、頼りになるネットワーク(情報網、人脈)、
知識、リソース、実績といったものを築いているのだ。

こうしたものが彼らのガーデンとなるが、
彼らは、自分の専門を中心としたガーデンでなく、
自分の情熱、自分の道、自分の志を中心とした
ガーデンを築きあげている。

彼らはガーデンについては毎日気にかけるが、
虫取り網が空っぽでも気にしない。』

とあります。

「富」が何であるかが、
ここで定義されていますね。

さらに、あくせくして働くことで、
売上は得ることができたけど、
十分な利益を得ることができず、
最終的に会社をたたむことになった事例が、
65ページから書かれています。

ここではロジャーが昔、働いていた、
ハンド・テクノロジーズ社と、
デル・コンピューターズ社を対比させています。

ガーデンを築き富を得ることができた会社と、
あくせく働いてお金だけを稼いできた会社の違いを、
教えてくれています。

あくせく働いて、
お金を稼いでいる状況であれば、
要注意なんだなと感じさせられます。

あくせく働くことで稼ぐお金は、
かなり大きな金額になることも、
あるかもしれません。

そうすると、
多くの人から見てその状況は、
「成功者」だったり「成功した会社」
だと認められるかもしれません。

ですが、「お金をたくさん稼いでいるだけ」では、
「富」が十分にあると定義しないのが、
ウェルスダイナミクスの面白いところであり、
大切なところでもあります。

富=価値×レバレッジ

という、富の方程式は、
ウェルスダイナミクスの超重要な考え方です。

最初にお伝えした「ガーデンと蝶の話」は、
個人における価値の話です。

これは、内的価値とも言います。

次にお伝えした2つの会社の話は、
企業・ビジネスにおける価値の話です。

こちらは外的価値とウェルスダイナミクスでは呼びます。

お金はそれなりに稼げているのに、
あくせくしているなと感じた場合。

あるいは、頑張っているのに、
全然お金が稼げないような場合。

はたまた、苦労して売上は得ることができるけど、
思ったよりも利益が残らない場合。

いずれの場合も見直すべきところは、
「価値」が十分に高いだろうか?

と考えてみることです。

お金は稼げているけど、
富が積み上がっていない可能性が高いです。

ウェルスダイナミクスは、
プロファイルの理論が注目される部分かと思います。

ですが、今回お伝えをしたような、
「プロファイル以外の部分」にも、
とても大切な押さえておくべきところがあります。

そういった部分に注目しながら、
書籍やプロファイルの解説レポートなどを、
読み返してみましょう。新しい発見があります。

今回、ご紹介をした、
「億万長者 富の法則」の書籍はこちら。

充実した解説レポート付きの
プロファイルテストの受験はこちら。

また、「価値」について具体的に学びたい方は、
「ウェルスフィットネス」という理論を学ぶと、
より詳しく学ぶことができます。

全国各地で開催されている、
ウェルス入門講座の中で学ぶことができますので、
お近くの講座にぜひ参加してみてください。

一部、「ウェルスフィットネス」を扱わない講座もありますので、
お申し込みページをよくご確認いただくか、
事前に主催者の方に問い合わせて確認することを
おすすめします。

 

Photo credit: Emily Carlin via Foter.com / CC BY-ND