ロジャーの涙

こんにちは!
(社)日本適性力学協会の宇敷です。

私は、ウェルスダイナミクスの考案者であるロジャーに
2016年に出会いました。もうすぐ12年になるんですねー。

私たちの関係はビジネスパートナーであり、
たまにタクシーの中で家族の話をするくらいで
あまり個人的な話はしません。(してるか…)

反対にロジャーは、セミナー中に
意外と自分の本当の思いを暴露するときがあります。

今日は、そんなエピソードの一つから、
彼の思考点の高さ
みんなに垣間見ていただきたいなと思います。

それは、彼が起業家たちとツアーを組んで
イタリアを旅行中の時の話。

有名な教会で、展望台に上がって観光をしていたところ、
そこに一匹のかわいらしい子猫が…。

動物大好きなロジャーの長女キャサリンが
階段を登り切って展望台に着いたとき、
彼女はその子猫を見て歓喜し、子猫に向かっていった。

子猫側はそれを見てびっくり。
階段を下りようと思ったけれど、
そこからはドンドン観光客が上ってくる。

逃げ場を失った子猫は、手すりの外へジャンプ、
つまり飛び降りてしまった。(もちろん死んでしまった)

子猫が死んで、キャサリンはもちろん
自虐の念にさいなまされた。
同時にロジャーも改めて自分の責任について考えた。

 

ロジャー曰く、
自分が起こした活動(今回は起業家たちとのツアー)によって
一つの命が失われてしまった。
こんなことは、これからも起こりうるかもしれない。
意図していなくとも、自分の影響力が大きくなるにしたがって、
想像もつかない波紋を生むことがあり得る。

それは想定できる。
出来事は特定できないが、
大きな動きをすれば大きな波紋が予想される。
でも、だからといってリーダーは動きを止めない。
自分の信念の元、人のため、
社会のためにできる限りの変化を起こしていく。

それによって起きた全ての結果を受け入れる覚悟をもって。

 

ちょうど先月、Uberの自動運転車による
初めての歩行者死亡事故が起きました。
事故を起こした自動運転車のシステムは
Velodyneという会社のものなんだけど、
時に人々はイーロン・マスク(テスラCEO)の責任みたいに反応する。

ロジャーが言っているのは、そういうこと。
イーロン・マスクは今回の事故に対して
直接的な引き金を引いてはいないけど、
これは彼の活動の波紋であるとも言えるから。

 

リーダーたちは、それら意図しない結果を思い、
涙しながら前に進む。
実際、ロジャーもそのストーリーを話しながら泣いてました。

スペクトルの錬金プリズムに入っていくリーダーたちは、
こんな思いを抱きながら活動を続けているのです。

そんなロジャーに会えるのが、
4/8(日)の第10回ウェルスダイナミクスFESTA@品川インターシティ。

https://festa.jwda.org/2018/

ぜひ、生ロジャー
「プロファイルを生きてる人たち」に会いに来てください。

お待ちしています!

 

(社)日本適性力学協会
代表 宇敷珠美