クライアントが行動しない本当の理由

こんにちは!岩下です。

先日、クライアントから

最近、職場での人間関係が
気にならなくなった!

という嬉しい報告がありました。

 

クライアントに良い変化が起きるのは
この仕事で最も嬉しい瞬間です。

もしあなたも既に
コーチ・コンサル業をされているなら
この気持ちは分かって頂けるはず。

 

ただ、全てがこれくらい
順調に進めば最高なんですが…

パッと成果が出る
クライアントもいれば

なかなか成果が出ない
クライアントもいます。

そんな中でいかに行動を促すか?
が、やりがいでもありますが

あまりに変化がなかったり
行動を喚起できないと

 

これは自分のやり方が
間違っているんじゃないだろうか・・・

 

と不安になったりすることも
たまにはありますよね(笑)

 

今回はそんな観点から

自信を持って
クライアントを成功に導く方法

についてお話ししましょう。

 

●成果が出る人と出ない人の違い

そもそも

・成果が出る人
・成果が出ない人

の違いってなんだと思いますか?

行動力?
能力?
モチベーション?
目標の明確さ?
ビジョンの大きさ?

理由は色々ありそうですが
ウェルスダイナミクスの観点からすると

 

「才能(強み)の違い」

 

は定番ネタとして挙げられますね。

生まれながらの才能によって
パッと行動できるタイプと
そうでないタイプがいるからです。

 

しかし・・・

 

今回のポイントは
そこではありません。

 

ウェルスダイナミクスにおける
才能の理解はとても重要なステップです。

才能を理解するだけで
ラクになることが多々あります。

 

今回はそんな“才能以上に”
大切なことなので覚えておいてください。

 

これはクライアントが
成果を出すプロセス
見ていくと理解しやすいでしょう。

 

●成果が出るプロセス

まず成果を出すには
「行動」が必要です。

当たり前ですが
動かないことには
何も変わりません。

では、行動を起こすためには
何が必要だと思いますか?

 

次に考えられるのが

・好きなことの理解
・目標や目的の設定
・行動に必要な知識
・モチベーションの維持

といったところでしょうか。

 

はい、これもその通りですね。

好きなことであれば
誰に言われなくても
勝手に動き始めるでしょう。

明確な目標や目的が定まれば
行動が起こしやすくなります。

行動の精度を上げるためには
知っておくべき知識もあります。

瞬間的であっても
モチベーションを高めることは
行動に対する成果を変えるでしょう。

 

最近では脳科学から見る
モチベーションの高め方といった
情報が沢山出回っていますが
これは僕も大好きなジャンルです。

僕の周りでもこれらの情報を軸にして
コーチングやコンサルティングを
行なっている人が多いと感じます。

 

しかし、ここで止まってしまうと

 

「いくら上質な情報を提供しても
クライアントが変わらない」

 

ということが起きます。

行動できない原因には
まだ先があるのです。

 

●多くのコーチ・コンサルが見逃すこと

では、極端な例ですが

いつまでたっても

好きなことが全然分からない
目標や目的も全然設定できない
知識も身につかない
モチベーションが上がる様子もない

といったクライアントがいたとしたら
あなたはどうしますか?

 

「そういった状態でコーチングを
受けるのはまだ早いよ!」

 

という声も聞こえてきそうですが・・・
今回は一例として考えましょう。

 

結論から言うと
こういったケースにおいては

 

「本人に余裕がない」

 

というのが1番の原因なんです。

余裕がない状態で
好きなことは見つかりません。

余裕がない状態で
目標や目的は見えてきません。

余裕がない状態で
知識はまともに扱えません。

余裕がない状態で
モチベーションは続きません。

 

それはまるで

「ガス欠寸前の車の運転手」

と一緒です。

 

運転手(クライアント)は
ガソリンスタンドを探すのに必死なので

助手席(コーチ)から
何を話しかけても
聞こえていないのですね。

これ、言われてみれば
とてもシンプルなんですが・・・

多くのコーチ・コンサルタントが

それに気づかずに一生懸命
運転手に話しかけようとしています

 

ちなみに過去のクライアントにも
そんな状態の人がいましたが

僕はそんなとき

 

“シンプルなあること”

 

をお伝えするようにしています。

すると、そのクライアントに
こちら側の言葉を受け取る余裕が生まれ
少しずつ確実に変化が始まります。

 

その“シンプルなあること”とは?

 

長くなってしまいそうなので
これはまた今度にいたしましょう。

もしあなたも

なんでこのクライアントには
なかなか変化が起きないのだろうか・・・

と思ったら、自分のスキルを疑う前に

 

「クライアントがガス欠の
ドライバー状態になっていないか?」

 

に目を向けてみてください。

 

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

岩下 知史(アキュムレーター)