ディールメーカーは損??

ディールメーカーは損??

「ディールメーカーでうまくいかないんです」

という相談を受けました。
お話を聞いてみたところ、
何をしていいかわからない!という
ディールメーカーの方の
ヒントになると思いましたので、
ご紹介させていただきます。
そもそも、ディールメーカーとは?

<ディール=取引き>

<メーカー=作る人>

という意味です。
多くのディールメーカーは
隣のプロファイルである、
サポーターをやって疲れています。

プロファイルの相関図は、
ウェルスダイナミクススクエアをご覧下さい。
サポーターは、

・人を繋ぎコミュニティを作る

もしくは
・チームを統率する

ことで富をつかみます。
ディールメーカーは
・自らの人脈から、
取引きをし、つなぐことで
富を築きます。

では、
なぜディールメーカーなのに、
サポーターをやってしまうのでしょうか?
そこには2つの【失敗ポイント】が
存在します。

【失敗ポイント:1】

これは<オポチュニティ>という考え方に
基づきます。

オポチュニティとは
機会、チャンスという意味です。
このオポチュニティを
運んでディールを成立させるのが、
ディールメーカーの役割です。

残念ながら多くのディールメーカーは
チャンスではなく依頼を運んでしまうのです。
例えば、

猫カフェのオーナーが

「猫好きなウェイトレスを探しているんだよね~」

と、言ったとしますね。
それを聞いて、ディールメーカーなら

「猫好き??あ、あの人だ!」

と、何人かの候補が浮かぶはずです。
そして、
その思い浮かんだ人に

「猫カフェのウェイトレスやらない?」

と、【依頼】を運ぶんです。
うまくマッチングが出来た場合はいいです。

が、うまくいかなかった場合
「紹介してもらったあの人さぁ~」と
なってしまうわけです。

では、優秀なディールメーカーならどうするか?
まず、優秀なディールメーカーは
マッチングする双方の詳しい情報を持っています。
そこで、
自分が持つ人脈リストを
検索するときに
「猫カフェのオーナーは、
こういう気質で、こんな弱みがあるから、
こういうところが補完できる人がいいな。

あ、そうそう、新婚だったから、
奥さんとの相性も考えて…

で、あの猫カフェのお客様の層はこんなだから・・・

なるほど!

あの人を雇うと、このオーナーにとって
オポチュニティになるな!!
では、

彼女にとってはどうかな?

彼女は、ずっと引越しがしたいと言っていたな、
住みたいエリアとカフェが近いかどうかを確認しよう。

その上で、この話をしたら、良いかもしれない」
と、考えます。

そして、ここも大事です。

「このディールをすることで
自分が獲得するオポチュ二ティは?」
この3つが揃った時に、
ディールに乗り出します。
揃う前は、
取引しそうになる気持ちを
グッと堪える。

なので、優秀なディールメーカーは、
たくさんのディールをこなすということではなく、
年に数回の大きなディールで富を築くのです。
【オポチュニティー】は
取引する双方
そして、仲介する人の
三者にとって公平なものです。
一方で、
【依頼】は一方向になる
性質があります。
サポーターはリーダーなので
【依頼】も得意です。
「これ得意だったよね!ヨロシク!」
で、通用するのです。

なぜならば、そのチームの中で
リーダーとしてずっといるからです。
ディールメーカーは
取引の時にだけ存在します。

なので、
あなたがディールメーカーならば、
【オポチュニティー】を繋ぐ!と
いうことを意識してください。
でなければ、
【ただの陽気ないい人】になってしまいます。

ひとりの人間の生き方として、
それは素敵なことだと思います。
ですが、ビジネスで、
ディールメーカー戦略をとる場合は、
気をつけるポイントです。

人脈は作っただけで終わりではないのです。

そこは、戦略の入口、
基礎作りのところです。

多くのディールメーカーは
すごい人と自分がつながったところで、
満足してしまいます。

それが失敗ポイント:2につながります。

【失敗ポイント:2】

それは、つないだ後も、
みんなのリーダー役、
仕切り役で居続ける
ということです。

ずっとそこで仕切ったり
みんなを盛り上げたりをし続ける
ということは、
サポーターはやり続けられますが、
隣のプロファイルではあっても、
ディールメーカーは疲れてきてしまいます。

サポーターも
人の感情に敏感ですが、
ディールメーカーはもっと
その感覚が鋭いのです。

そして、全ての人の「WIN」を
考えてしまうので、疲れてしまいます。

ですが、
その役割をも担っていないと、
つながりが途絶えてしまうように感じてしまい、
その役割を手放せないディールメーカーが多いのです。

ディールメーカーはディールの役割で
役目は終了です。

あとは、そこが得意な人に任せて、
自分は次のディールへ移動しましょう。
ディールメーカーの戦略を取りたいけれど、
上手くいかない!という起業家の方は
ヒントにしていただきたいと思います。
ディールメーカーは8つのプロファイルの中でも
最も早く富を築くプロファイルと言われています。

ぜひ、その強みを活かしてください!