正しい「失敗」の選び方
あなたは失敗するの、怖いですか?
僕はどちらかというと
昔から失敗を怖いと思った
ことがありませんでした。
そんな話をすると
「すごいですね!
なぜ、失敗が怖くないのですか?」
とよく聞かれます。
しかし、これはそんな
武勇伝的なお話ではなく。
僕は単なる
「無謀なチャレンジャー」
だった・・・だけなんです。
実際に僕は起業して
大失敗を経験しています。
結果的に大きな負債を
抱えることになりました。
仕事へ行ったは良いものの
帰りの電車賃が無くなって
3時間かけて歩いて帰った
こともあります。
その時には自分の行動を
とても後悔しました。
正直、失敗するのが
すごく怖くもなりました。
その後、ウェルスダイナミクスを
フル活用してなんとか復活する
ことができましたが・・・
確かに今となっては
この経験が大いに
活かされています。
良い経験だったとも思っています。
(そう思わないとやってられない!)
でも、これは本当に
必要な失敗だったのか?
と考えるといまだに
「イエス!」
とは言い切れません。
少なくともこの失敗で
1〜2年は遠回りを
していますからね。
とてもじゃないけど
あなたにもオススメできる
ようなものではありません。
しかし、その反面で
失敗することも
間違いなく必要です。
これ、すごく矛盾して
いると思いませんか?
もしあなたも失敗に関して
どこかで聞いたポジティブな
言葉に惑わされて
「成功するには失敗が必要だ!
どんどんチャレンジしよう!」
と思っているならちょっとだけ
待ってください。
そんなあなたには是非知って
おいて欲しいことがあります。
新しいことを始めるのは
この話を聞いてからでも
遅くはありません。
何かを始めるまでに、必ず
これを読んでおいてください。
■失敗は成功のもと・・・なのか?
「失敗は成功のもと」
とよく言われますよね。
自己啓発セミナーなどで
一度は聞いたことありませんか?
ただ、失敗を経験している
僕からすると、この言葉は
なかなか危険だと感じています。
だって、このメッセージは
こんな感じにも聞こえませんか?
・ポジティブに考えろ!
・不安に打ち勝て!
・まずは行動だ!
・転んでも何度でも立ち上がれ!
・その先に未来はある!
みたいな(笑)
でもその結果、僕みたいに
なったらどうするんですか?
大した知識も持たないまま
勢いとイメージだけで行動して
負債を抱えて1〜2年ロスする。
いくら失敗が必要であっても
そんな事をしていたら時間が
いくらあっても足りませんよね。
ちなみにウェルスの考案者である
ロジャー・J・ハミルトン氏は
「そんなことはやめなさい!」
とハッキリ言っています。
失敗に関するポジティブな
メッセージをそのまま受け取って
しまうのはとても危険なのです。
じゃあ、どうすれば良いのか?
そのためにあなたに
知っておいて欲しいのが
「失敗には2種類ある」
という事実です。
■2種類の失敗
ロジャーは失敗について
「2種類の失敗」
があると言っています。
それは
・舵取りの失敗
・沈没の失敗
の2つです。
<舵取りの失敗>
・失敗したとしても舵を取り直せば
また元の航路に戻れるような失敗
<沈没の失敗>
・船が大破して沈没してしまう失敗
といったように、失敗を船に例えた
分かりやすい表現ですね。
確かに「失敗は成功のもと」です。
しかし、成功に繋げるためには
この失敗を「選ぶ」必要があります。
では、あなたがこれから選ぶべき失敗は
どっちでしょうか?
「俺は沈没しても必ず復活するぜ!」
と思ったら・・・
ちょっと危険なので出航の
スケジュールを考え直した方が
良いかもしれません(笑)
ここであなたが選ぶべきは
「舵取りの失敗」
なんです。
この舵取りの失敗が成功へ
と繋がる唯一の失敗です。
■舵取りの失敗とは?
では舵取りの失敗とは
どんな失敗の事でしょうか?
基準は、その失敗をしたあとに
「そのゲームを続けられるかどうか?」
です。
これはビジネスの基本であり
投資の世界でもよく言われます。
大金を稼ごうとする前に
「失敗したとしてもゲームに
参加し続けられるかどうか?」
を見極めるのが超・重要なんですね。
それを可能とするためには
・知識
・経験
・人脈
などを持っておく
必要があるのですが
なぜか多くの人が
失敗は成功のもとだ!と言われて
「一世一代の大勝負」
をしようとします。
例えば飲食業界で起業すべく
いきなり多額の融資を受けて
店舗を出そうとするとか。
何の知識も無いまま
「お金が稼げるから」
と言われて訳の分からない
副業に大金を投じてしまうとか。
起業するためにいきなり
会社を辞めて無収入になるとか。
結果、それで沈没してしまう
人がとても多いんです。
必要なのはゲームを続ける事。
その上で
「学びに変わる失敗」
を経験することです。
これが「失敗は成功のもと」
の本当の意味なんです。
■やめるという決断
もう1つ、失敗に関して
こんな話があります。
1960年代にフランスとイギリスが
行なった超音速旅客機の
「コンコルド開発プロジェクト」
のお話です。
この開発には巨額の予算が
投じられ、期待が寄せられました。
でも結果は大失敗に終わったのです。
当初予算3,000億円ほどから
スタートした企画が、最終的に
2兆円を投じることになった挙句、
採算が取れずに2003年に全ての
運行路線が終了しています。
・航空券が高すぎる
・乗り心地が良くない
といった理由からも
機体がまったく売れず・・・
予定の10分の1以下の
製造で採算が取れないまま
終わってしまったんですね。
でも実はこれ、早い段階から
「あれ?もしかして採算が合わないかも・・・」
という声も生まれて
いたそうなんです。
でも最初に莫大なお金を
使ってしまったので
開発陣は後に引けなく
なっていたんですね。
そのまま開発は進み
結果は前述の通り・・・
それどころか2000年には
悲惨な墜落事故まで
起きてしまいました。
ここから学ぶべき失敗は
・スタートは小さくテストする
・「やめる」という決断をする
ということです。
これらも沈没しないための
重要なポイントですね。
あなたが成功するためには
失敗は不可欠です。
しかしそれは
「舵取りの失敗」
においての話です。
舵取りの失敗を積み重ね
それを学びに変えて
ゲームを続けていくことが
非常に重要なんですね。
僕もそれを身をもって経験しました。
だから今は何か始める時も
必ずテストをして
小さくスタートします。
ちなみに、失敗を学びに変えるには
他にも使える物があるのですが・・・
それはここで教えてもらえますよ。
LUCKの法則 オンライン体験セッション
*終了しました。
ではまたメッセージしますね!
岩下 知史
追伸:
先日僕からの
「ウェルスに関するLIVE配信
やるとしたら興味ありますか?」
という質問に対して
想像以上の反応がありました。
返事をくださったみなさま
ありがとうございます!
というわけで今度
早速LIVE配信をする
ことになりそうです。
また日程をお知らせするので
僕からのメッセージを
見逃さないようにしてください。
それでは本日も最後まで
お読み頂きありがとうございました。