あなたのプロファイルが変わる原因
「プロファイル(才能タイプ)って、
変わることがあるんでしょうか?」
これ、とてもよくある質問です。
人によっては
何度かテストを受け直して
その度に結果が違う。
それで自分のことが
更に分からなくなることも
あるかもしれません。
これでは本末転倒です。
実は「プロファイルテストの結果が変わる」、
これにはきちんとした原因があるんです。
これを理解しておかないと
本当の意味でプロファイルを
使うことはできません。
それどころか自分の
強みが分からなくなって
- 間違った方法を続けて結果が出ない
- 違うやり方を試す度に、徐々にお金と時間が減っていく
- それでも結果が出ないので自信を失っていく
という負のスパイラルに
陥るかもしれません。
そうならない為にも今日は
「なぜ、あなたのプロファイルは変わるのか?」
をお伝えします。
これを読むことで
あなたは本当の意味で
「自分らしい道のり」
を歩み始めることが
できるでしょう。
■プロファイルは変わるのか?
結論を申し上げると
プロファイルは
「変わりま・・・せん!」
どういうことか?
まずプロファイルは
あなたの性格ではありません。
プロファイルとは
あなたの「気質」です。
気質とは遺伝的に持って
生まれた性分とされています。
そしてこれは変わりません。
なのでプロファイルも
変わらないのです。
じゃあなぜテストを受ける度に
結果が変わることがあるのか?
それは
「後天的に身につけた性格」
に理由があります。
気質は先天的に
生まれ持ったもの。
それに対して、後天的に
身につける「性格」があります。
■後天的に身につけるもの
僕らは長い学校生活や
社会生活の中で自然と
「こう振る舞えば生きやすいな!」
という学習を続けてきました。
自然と
「先生の前では良い子になろう!」
「部下の前で恥ずかしい行動はできない!」
「経営者とはこうあるべきだ!」
このようにその場に適応した
“役割”を演じています。
木の年輪のように、気質の外側に
何層かの社会的な役割を
作るイメージでしょうか。
プロファイルテストを
受ける度に結果が変わる・・・
それは
「後天的に身につけた
役割が強く反映されている」
という可能性が高いんです。
例えば
「クリエイターからトレーダーになった!」
というAさんの事例を考えてみましょう。
■Aさんの事例
デザイナーであるAさん(女性)は
小さい頃からとても温和で優しい子でした。
授業中に積極的に手を上げて
意見を言うタイプではありません。
でもクラスで美化委員に
指名された時はしっかりと
担当の仕事をこなしていました。
そんなAさんのことを
先生はとても信頼していました。
高校時代のAさんは
とても聞き上手でした。
なので友達が困っていたら
相談に乗るのがAさんの役目。
いつも笑顔で相談に乗ってくれるので
友達も安心して相談が出来たようです。
決してグループの中心人物に
なるわけでは無いけれど
そんな彼女の周りには
自然と人が寄ってきました。
そんなAさんが大学に
入って出会ったのが
「絵を描くこと」
でした。
あくまで趣味でしたが
心のどこかでは
「いつかこれを仕事で
活かせたらいいなー」
と思っていました。
そんな思いは日に日に
強まってきます。
そして就職の時期。
随分と迷いましたが
大学卒業後、Aさんはついに
「Webデザイナー」
になることを決心したのです。
持ち前の信頼感で
見事就活を成功させ
Aさんはデザイナーとしての
道を歩み始めました。
そしてあっという間に
5年の月日が流れたのですが、
Aさんはどこか言葉にならない
違和感を感じていました。
彼女にとって現実は理想とは
少し違っていたようで・・・
とにかくいつも作業に時間が
かかり過ぎてしまうのです。
最初の頃はまだ良かったのですが
デザインの段階に入ると
手が止まってしまいます。
最近ではデザインも
決まったテンプレートに
少しの改良を施すばかり。
そんな時いつも目に入るのが
同僚Bさんの仕事ぶりです。
Bさんの自由で斬新な
デザインには定評があり
どんどん仕事を仕上げています。
AさんはそんなBさんの
能力をうらやましく思っていました。
でもAさんは、顧客の要望を
親身に聞くことが得意でした。
どんなにきつくても、任された仕事を
必ず最後までやり遂げます。
なので上司からもお客様からも
一定の信頼を得ていました。
そんな背景もあって
上司はAさんに
「今後はリーダーとして
メンバーを引っ張ってくれ!」
と伝えました。
正直、Aさんは困惑しました。
「頼られるのは嬉しい。
上司の期待にも応えたい。
でも今の私に出来るのか・・・」
そう考えるとプレッシャーで
いつの間にかデザインの仕事が
楽しめなくなっていました。
そして遂には会社に行くのが
億劫になってしまったのです。
そんな時にAさんは
ウェルスダイナミクスに出会いました。
そしてプロファイルテストを受けた結果
「クリエイター」
と判定されました。
その結果を見たAさんは
更に自分がよく分からなく
なってしまったそうです。
■プロファイルを決めるもの
さて、Aさんのストーリーを
見てもらいました。
これは実際に僕がセッションした方の話を
分かりやすいエピソードとして
少し変更を加えてご紹介しました。
あなたは何を感じましたか?
お分かりかもしれませんが
Aさんは元々トレーダーです。
しかし
- デザイナーという仕事の特性
- 同僚Bさん(クリエイター)のようになりたい!
という要因から判定が
クリエイターになったんですね。
ちなみに彼女がその後しばらくして
テストを受け直したら
トレーダーになりました。
その結果を知ってかなり
楽になったとのこと。
これが
「プロファイルが変わる原因」
です。
つまりプロファイルが
変わったのではなく
「元の気質に気づいただけ」
なんですね。
プロファイルテストでは
後天的に身につけた役割や
「こうあるべきだ!」
という思い込みが
テスト結果に繋がります。
(正確には、テスト結果を記した
レポートに書いてあることを
自分に都合よく解釈してしまうことも
原因の一つ・・・
ここは専門家の目線を交えて
一緒に読み解く必要があります。)
後天的に身につけた役割が
プロファイルに影響を与える様子が
お分かり頂けましたか?
これはただテストを受けただけでは
分かりにくい部分です。
結果も大事ですが
何より重要なことは
「あなたが自分に自信を持つこと!」
なので、
結果が正しいかどうかは
一番注目すべきところではありません。
ただ、それでも自分の気質を
全く知らないと、Aさんのように
いずれキツくなるのも事実。
水の流れに逆らって
逆流する川を進むのは
簡単ではありません。
是非あなたには
プロファイルを知ることで
- とても楽に行動ができる
- 自信を持って仕事ができる
- 周りの役に立てる
という状態になって
ほしいと思います。
そんな状態で行動すると
自然とリーダーシップを
発揮できるようになります。
そしていつしか
「どんな時も求められる存在」
になることができます。
これはビジネスでも同じこと。
自分の強みをビジネスに
組み込むことで、あなたは
「どんな逆境の時代においても
生き残ることができる術」
を身につけることが出来るんです。
どうせなら本当の自分を知って
あなたの行動とビジネスに
活かして欲しいのです。
というわけで本日は
「あなたのプロファイルが変わる原因」
についてお話ししました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
岩下 知史(アキュムレーター)
P.S.
何度かお伝えしましたが
来たる6月24日(木)に
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ロジャー・J・ハミルトン。
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「あなたの個人的な情熱や目的、
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ロジャーの溢れ出る才能と
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