年収3,000万円の男の末路
あるところに、とても優秀な会社員がいました。
彼は営業マンとして新卒から入社した会社で
コツコツ努力を続けました。
その甲斐もあり、会社員でありながら
「年収3,000万円」
を稼ぐようになりました。
高収入、幸せな家族を持ち
とても順風満帆な生活です。
そんな彼は今、定年を迎えようとしています。
彼の生活はどうなっているのでしょうか?
そこには驚愕の事実が・・・
なんと、彼の手元には
現金が一切ないのです。
それどころか、ウン百万円の
借金ができていました。
この話、実話です。
実際に知人に起きた現実の話なんです。
誰もが羨むような収入を手にしながらも
なぜ、そんなことになってしまったのでしょうか?
実はその背景には
「日本人の8割がしていること」
が潜んでいます。
それは何だと思いますか?
今日は、一見幸せそうな人たちの
生活の裏に潜む“闇”についてお話しします。
■多額の借金の理由
営業マン
60代・男性
杉浦さん(仮名)
冒頭でもお話しした通り
彼はとても優秀な営業マンでした。
新卒から入った会社で30年以上働き
もうすぐ定年を迎えます。
年収は3000万円。
仮に45歳から給料が上がったとしても
ゆうに4億以上の稼ぎです。
(実際はもっと上でしょう)
平均のサラリーマンの生涯平均年収が
男女合わせて2億強と言われています。
ざっと倍以上の稼ぎですね。
ではそんな杉浦さんがなぜ、
定年を目前にして多額の借金を
背負うことになったのでしょうか?
その理由、あなたは
なんだと思いますか?
- 起業で失敗した
- 投資で失敗した
- 詐欺にあった
でしょうか?
収入が多い人は総じて
色んなチャンスに恵まれます。
お金のあるところには
人が集まるからです。
そう考えれば、イチ会社員であっても
起業や投資などの失敗はよくあることです。
(特に投資系は多いですね)
しかし・・・
杉浦さんの場合は
そのどれとも違います。
結論、杉浦さんが一文無しの
借金抱えになってしまった理由は
「家族」
にあったんです。
正確には
「家族の“生活水準”」。
これを聞いてあなたも
なるほど!と感じたかもしれません。
■身近にある“消費”のワナ
4億以上も稼いでいるのに
杉浦さんが借金持ちになった理由・・・
それは
「家族の生活水準が上がってしまい
それを落とすことができなかったから」
でした。
そして、この話には
僕らが学ばなければならない
様々な問題があります。
その全てをここでは
お話ししきれません。
が、今日は特に重要な
「お金の特性」
について触れておきましょう。
ウェルスダイナミクス(WD)考案者である
ロジャー・J・ハミルトンは
お金についてこう言っています。
「お金は稼げば稼ぐほど
失う機会が多くなる」
・・・これがお金の本質です。
お金の集まるところには
沢山の人が集まります。
お金を持つようになると
「寄付をしてください」
「お金を貸してください」
「一緒にビジネスしましょう」
「投資をしてください」
「良い儲け話があります・・・」
といった類の話が増えます。
これらは全て
「失う機会」
になり得るのです。
ただ、もっと僕らの
身近な要因で言うならば
「人の欲求には際限がない」
が非常に強い理由です。
お金が手に入れば
- 大きな家に住む
- 高級なスポーツカーに乗る
- ブランドの時計やバッグを手に入れる
- 贅沢な食事をする
なんてことをしたくなりますね。
「買い物をする際に一切迷わない!」
誰もが一度は、夢見る状態です。
しかし、これらは
一言であらわすと
「消費」
でしかありません。
一部のレアな時計とか、将来値上がりするかも
しれないものを除いては全てが消費です。
消費は買った時点で価値が半減するもの。
そこから価値が上がることが無いものです。
あなたもお金に関する
本を読んだことがあれば
聞き覚えがあると思います。
そしてこのような消費は
「欲求」から来ます。
人の欲求には限度がありません。
より良い状態になれば
もっと良い状態を求めるのが
人間なんです。
杉浦さんの家族は正に
- 大きな家に住む
- 高級なスポーツカーに乗る
- ブランドの時計やバッグを手に入れる
- 贅沢な食事をする
ということを繰り返したんですね。
そして、いざ定年となった時に
一文無しの借金持ちになったわけです。
ちなみに杉浦さんは定年前の時点で
多少収入が下がったそうです。
でも家族の消費をサポートするために
借金を続けてしまったとのこと・・・
これは収入の額に関係なく
誰にでも起きることです。
日本だけではなく
世界でも一緒ですね。
知人から聞いた話によると
特に年収1,000万円くらいが
激しい消費に走る傾向があるそう。
(しかも借金をしながら!)
人から良く見られたい!という欲求も
消費を加速させていく要因です。
■同じく年収3,000万円の澤田さんの場合
さて、もう1人
僕の知人を紹介します。
営業マン
50代・男性
澤田さん(仮名)
です。
彼もまた優秀な方で
年収は4,000万円以上。
みんな凄いですね(笑)
しかし澤田さんは
杉浦さんとは大きく異なっていました。
澤田さんは
会社員でありながら
- 株式投資
- 不動産投資
- 事業投資
- スモールビジネス
様々な収入源を持っていたんです。
そんな彼はよく、お金を稼ぐコツとして
「お金を稼いだ人は
すぐに仕事を辞めようとする。でも絶対に仕事は辞めちゃいけないし
最低限の収入は必ず持っておくこと。そして1円も無駄にしないこと」
と言っています。
前者の杉浦さんは仕事を
辞めたわけではありませんが
無駄が多すぎましたね。
ここで注意。
僕があなたに言いたいのは
「消費をやめて投資をしろ!」
ではありません。
確かに投資はした方が
良いですが、それ以前に
すぐに消費してしまうようなクセ・・・
つまり「意識」を変えてください!
と言いたいのです。
澤田さんはじめ、稼ぎながらも
お金の本質が分かっている人は
みんな同じ考え、意識を持っています。
そして、そんなお金の考え方を含めた
「成功者の意識」
をまとめた便利なプログラムがあります。
それが
「ウェルススペクトル(WS)」
です。
WSでは
- 借金がかさむ人
- お金をすぐに消費する人
- きちんと貯金できる人
- ビジネスで稼げる人
- 自分が動かなくても収入が増える人
の違いをレベルで分けて
わかりやすく解説しています。
そこには、起業の仕方や
効率の良い投資システムの
作り方が書いてあるわけではありません。
そんな事より“100倍”重要な
「人の意識レベル(とそれを上げていく方法)」
が理論的にまとまっています。
(後者の澤田さんは自然と
WSを実践したと言えます)
もし、あなたも今日の話を聞いて
「お金を消費でなく投資に使いたい!」
「意識のレベルで成功している人の真似をしたい!」
と思うのであれば
WSを学ぶことを強くオススメします。
僕もいつかタイミングがあれば
杉浦さんにWSを教えたいと思います。
というわけでは今日は
「年収3,000万円の男の末路」
についてお話ししました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
岩下 知史(アキュムレーター)
関連するコンテンツ:
ウェルススペクトルとは?
https://jwda.org/ws/