外から見えにくい収益のカラクリ

外から見えにくい収益のカラクリ

私は30歳で
二輪の免許を取りました。
その後、大型もとりました。

…と、書くと、
よっぽどバイク好きなのね〜と
思われがちですが、
実はそうでもありません。

免許取得後、
直ぐに転倒し、
手の指を縫い、
両腕打撲という状態になり(涙)
怖くて乗れなくなってしまいました。

そこで、卒業した教習所で
再講習を受けようと訪ねたら、
『今、大型キャンペーン中です!(ニッコリ)』
と、受付のお姉さんに
サクッとクロージングされて、
大型免許を取ってしまいましたd(^_^o)

今では、全く乗っていません。

が、主人がバイクにハマっているので、
初めてバイクを購入したバイク屋さんとは
今だにお付き合いがあります。

そのバイク屋さんは、
神奈川県にある
津久井湖という湖のほとりにある
本当に小さなお店です。

40代のイケメンな
息子さんが後を継いでらっしゃるのですが、
正直…

『食べていけるのかな…』

と、思ってました。
余計なお世話ですが( ̄◇ ̄;)

それが、なんと、
表向きでは分からない、
カラクリがあったのです。

お店に行くと、
お店の外にスクーターが
4〜6台並んでいます。

お店の中には、
バイクが2〜3台置いてあるだけです。

明らかに、
バイクの販売が
ビジネスの主軸ではないことが
分かります。

車検や、修理で
生計を立てているのかなぁと
思っていました。

ですが、
津久井は、
道志を通って富士山に
向かう途中にあり、
バイク乗りの皆さんが
よく通るとは言え、
人口は少なく、
それだけで親子2代の生計を
まかなえるものなのかしら?
と、思っていました。

しかも、店主さんご自身も、
バイクが好きで、
サーキットで走ったり、
バイクを何台も所有。

それ以外でも、
結構お金がかかりそうな
趣味をお持ちです。

ご自宅は、お店とは別で、
奥様は専業主婦だと思われます。

さて、
バイクの販売ではなく、
修理や車検でもない、
じゃぁ、どうやって稼いでいるんだろう?

どんなカラクリがあったと
思いますか?

それは、
皆さんも良くご存知の、
黒いネコのマークが目印の会社が
配達で使うバイクのメンテナンスを
請負っているとのこと。

郵便局も依頼が来たけれど、
手一杯で断わったほどだそうです。

なるほど‼︎

と、思いました。

この収入源を
ウェルスダイナミクスの基盤となっている
ウェルスフィットネスに当てはめると
外的価値の構成要素価値に該当します。

外的価値には、
4種類あります。

小売価値である
1.ニーズを満たす価値
2.ウォンツを満たす価値

卸売価値である
3.構成要素価値
4.投資価値

例えば、
バイク屋さんの提供するものは、
なんだと思いますか?

うちの主人のように、
バイクが大好きで
乗っている人に、
バイクを販売したり、
メンテナンスや修理をすることは、

小売価値の中の
ウォンツを満たす価値を
提供しているという見方をします。

今回の宅配業者さんの
バイクのメンテナンスは、
その業者さんのビジネスが
お金を生むために、
必要不可欠なものを提供しているということになります。

構成要素価値の
『構成要素』が、
何を構成する要素かと言うと、

『誰が行なっているビジネス』
の構成要素と
いう意味なんです。

みなさんの周りにも、
このお店どうやって収益を
上げているんだろう…
と、思うビジネスの
収益のカラクリを紐解いて下さい。

ご自身のビジネスで
収益を生み出す仕組みを作るためにも、
まずは見えるようになることが大切です。

ウェルスフィットネスは
そのための視点を与えてくれます。

瀬賀啓衣(スター)

 

Photo credit: Mountain/\Ash via Foter.com / CC BY