コーチに必要な“脳”力とは?

今日は

「1日10分でコーチ脳を鍛える方法」

をお伝えします。

 

ふだん僕が書く記事では

「講師・コーチに向けて」

配信をしています。

具体的には
ウェルスダイナミクス(以下WD)
を通じて・・・

 

<すでに講師・コーチとして活動している人>

→自分の特性を活かしながら
自分はもちろん自身のクライアントを
変化させることができるよう
効果的な情報をお伝えする。

 

<これから講師・コーチになりたい人>

→講師・コーチとしての道のり
心構えや考え方をお伝えする。

 

という思いで書いております。

ここでは分かりやすく

「講師・コーチ」

という表現を使ってますが

 

・コンサルタント

・カウンセラー

・トレーナー

 

でも一緒です。

 

要は

『人に伝える仕事』

に関する情報を提供しています。

 

そして今日は、あなたの
コーチとしての
“脳”力を鍛える方法
について、お伝えします。

 

 

■コーチに必要な力とは?

 

では質問です。

「あなたは講師・コーチに
必要な力って何だと思いますか?」

100個くらい答えが返ってきそうですが
その全てをまとめると

「相手を変容させる力」

にたどり着くと思います。

変容とは

「姿や様子が変わること」

という意味ですね。

変容とはつまりサナギが
蝶に姿を変えるように

人に対してもまるで
姿・様子がガラッと変わるほどの
変化を促すということです。

それが講師・コーチの役目
だと僕は考えています。

 

では相手を変容させるためには
どうすれば良いと思いますか?

結論から申し上げると
まずやるべきことは

「相手の意識を変えること」

です。

意識という表現が分かりづらければ
「視点」という言葉に変えても結構です。

相手が変容を起こすにはまず

 

現時点で相手が
見ているであろう世界から
意識(視点)をずらす

違う角度から物事を
見られるようにする

 

という工程が
必要なんですね。

 

物事の結果は意識(視点)からもたらされます。

「人生は楽しい!」

という意識(視点)を持ってる人と

「人生は苦痛だ・・・」

という意識(視点)を持っている人では
行動の結果が変わることは
なんとなく想像できますよね?

当然と言えば当然です。

 

じゃあ、相手の意識を変化させるには
どうしたら良いのでしょうか?

 

・相手の知らない知識を伝える?

・相手の環境を変えさせる?

・罰を使って無理やり変えさせる?
(これはあまりオススメしません)

 

これもやり方は様々ありますが
今日は僕が普段から行っている方法を
1つお伝えします。

 

 

■意識を変えたければ〇〇を変えよ!

 

相手の意識(視点)を変えるために
効果的な方法とは?

 

それはズバリ

「言葉を変えること」

です。

 

僕らは頭の中にあるものを
現実化させようとする時に
必ず言葉を使います。

そして少し難しい言い方をすると
言葉とは概念です。

例えば日本語の「愛・恋」
英語では「Love」
フランス語では「Amour」
と表現されます。

同じような意味ですが
Loveに愛と恋の違いを表すような
意味はありません。

正確には、これらの言葉は
完全一致していないのです。

 

愛とか恋とか
LoveとかAmourとか

時に情熱がほとばしるような
時に心から温もりを感じるような

そんな意識を表現する
概念なんですね。

なので表面的には似ていても
言葉が変わればそこにある
意識も変わるんです。

 

ちなみに言葉について、僕は冒頭から
WDを“教える”ではなく

「伝える」

という言葉を使っています。

僕はあなたにこの記事を通じて

「WDを伝えたい」

という意識を持っています。

 

これは僕が一方的にあなたに
知識を押し付けるのではなく
まずはあなたが受け取るかどうかを確認すること。

その上で脳内に自分で
考えるだけの余白を持って欲しい
思っているからです。

 

これがもし

「WDを教える」

という意識になると
先生と生徒という上下関係が
生まれる可能性があります。

これは微々たる差であり
あくまで僕の意識です。

でも場合によっては
この言葉の違いが一方通行で
依存的な関係を生む可能性がある、
と僕は考えているんです。

(僕は過去にクライアント
を通じてそれを経験しています)

 

これが意識が生み出す
言葉の力ですね。

少しの言葉の違いでも
そこにある意識が大きく変わるわけです。

 

前置きが長くなりましたが
意識を変えるために
使う言葉を変えるのは
かなり効果的なのです。

では使う言葉を変えるためには
どうしたら良いのでしょうか?

最後に

1日10分でできる
自分の言葉を根底から変えるワーク

をお伝えしておきましょう。

 

 

■ジャンルを変えて説明する

 

この方法は現在あなたが
すでに講師・コーチとして
何かしらの知識を持っているなら
特に効果的な方法です。

もしそうでない場合も
あなたの今の仕事に置き換えて
考えてみてください。

自分の意識と言葉の変化
促すのに役立つはずです。

 

その方法は至ってシンプルで

「今持っている知識を
全く別のジャンルで表現すること」

です。

 

例えば僕が昔書いたブログで
すごく反応が良かったものに

「東京駅と人生」

という記事があります。

一見全く関係ないのですが
普段WDで伝えていることを
東京駅の混雑ぶりで表現しました。

 

“東京駅は常に人で溢れていて
歩きづらいですよね。

僕は普段長野でのんびりしてるので
東京駅が全然慣れません(笑)

電車を降りてもまずどこに
いるか分からないわけです。

そんな状態で闇雲に歩けば
人と肩がぶつかりまくって
とても真っ直ぐ歩けません。

無理やり行けば全然違う方向に流されたり
下手すれば肩がぶつかった人に
嫌な顔をされてヘコみます。

 

でもこんな時にまずは地図を探して
現在の場所と出口を確認するだけで
少し落ち着くことができます。

しかも不思議なことに

「僕はここを歩くんだ!」

と決めた途端周りの人が
自分を避けるように歩いて行くんですね。

そこにはモーゼの如く
人混みをすり抜けるように
道が現れるんです。

(そんな気がするだけですが
歩きやすさは変わります

 

人生もこれと同じで多くの人は
現在地も出口も確認せずに
周りに流されるがまま
ただストレスに耐えています。

でも落ち着いて

 

・自分がいる現在地と目的地

・ここを進む!という確信

 

を手に入れればとても楽に
進むことができますよ。

WDはそれを可能にします。”

 

・・・という内容でした。

これがいつものブログの
10倍くらい好評だった訳ですが
別に伝えていることは普段と変わりません。

でも言葉を変えることで
読み手の意識に変化をもたらしたんですね。

僕はこの記事を通じて
普段より沢山の人の意識に
アプローチができたんです。

 

このように自分の中に既にある表現でも
全く別のジャンルで置き換えることで
必然的に言葉が変わります。

言葉が変わると
意識が変わるんです。

実際、人に伝えるのが上手い人って
比喩表現がとても上手いです。

それはありとあらゆる言葉で
相手の意識にアプローチ
できるからなんですね。

 

僕は慣れているので
もうサクサクできますが
最初は難しく考えずにやってみましょう。

コツは限られた枠の中で
無理やりにでも表現を当てはめることです。

その際とりあえず整合性とか
根拠は無視しましょう。

そういったものは
後からいくらでも調整できますから。

 

自分の持っている知識を
料理やスポーツで
置き換えられないか?

バットやグローブや
包丁やまな板で
表現できないか?

1日10分で良いので
そんなことに頭を
巡らせてみてください。

 

これはなにも

「ウマイことを言え!」

と言っているわけではなく
あなたの使う言葉を変えて
意識の幅を広げるためです。

これを続けることで
少しずつあなたの中に
新しい言葉=意識が芽生えてくるはずです。

そしてその意識は
やがてあなたの行動を変え
結果を変えていきます。

あなたが変われば
あなたの周りの人や
クライアントが変わります。

 

あなたの毎日の10分が
世界を変えるかもしれません。

是非その変容プロセスを
楽しんでみてくださいね。

 

 

■まとめ

 

ここまでの話をまとめると

 

・コーチの役目は相手を変容させること!

・変容には意識=言葉の変化が必要!

・言葉を変えるには表現を変えること!
→自分の知識を別のジャンルで
表現するワークが使えますよ。

 

ということですね。

本当にこんなちょっとした事が
自分をどんどん成長させて
誰かを変容させていきます。

だからこそ
講師・コーチの仕事はとても面白いし
やりがいがあるんですね。

 

というわけで今日は

「1日10分でコーチ脳を鍛える方法」

をお伝えしました。

 

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もっと聞きたい!といった
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あればこちらへ送ってください。

【岩下に感想・質問を送ってみる】
iwashita@jwda.org

 

これはあなたの表現の練習としても
役立ちますし、何より僕が喜びます。

では、本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。

 

岩下 知史(アキュムレーター)