成功者のスタンダードとは?
ウェルススペクトルに出てくるキーワードに、
「スタンダード」
という考え方があります。
「生存者(赤)」⇒「労働者(オレンジ)」
に上がるための条件の1つが、
「スタンダードを定める」です。
これは、目標を決めることと、
似ているようでかなり違います。
目標は達成できるか、できないか微妙なところ。
ちょっと頑張ればできるかな・・・?
くらいのところに設定することが多いですよね。
スタンダードはそうではなくて、
「これだけやって当たり前」「できて当たり前」
のレベルのことなんです。
スタンダードの考え方は、
すべてのスペクトルレベルの方にとって、
自分の得たい結果を得るために必要な考え方です。
例えば、あなたが月収30万円の会社員だとして、
「来月から月収20万円になります。」
って言われたら、
凄く嫌だと思いませんか?
逆に、
「来月から月収40万円に昇給です。」
と言われたら凄く嬉しいと思いませんか?
これは、その人のスタンダードが、
「月収30万円」
であることから感じる感情です。
その人にとっての、
「これが当たり前」
という基準がスタンダードなのです。
私自身、集客の現場において、
主催者の方の高いスタンダードを、
感じたことがあります。
20万円のセミナーを集客して、
5人集客できた人がいました。
これって、人によっては、
「20万円のセミナーに5人を集めるって凄い!」
「5人も来てくれるってありがたい!」
と思うかもしれません。
でも、スタンダードが高い人は、
「なんで、5人しか集まらないんだ!?」
「なにか間違ったことをしたのか!?」
と落ち込んで、
「なぜ、こうなったのか?」
「もっと集客するにはどうすればいいか?」
を必死で考えて行動しました。
高いスタンダードを持つ人は、
大抵、集客状況に対して
悲観的になりやすい気がします。
「もっとできるはずだ。」と自然と感じてしまうんですね。
スタンダードの高い人と低い人では、
結果に対する自分の感情の動きが、
まったく違うんです。
結果として最終的には、
自分のスタンダードに近づいた数の人を、
集めることができてしまうんです。
最初の時点で現状に満足してしまい、
「このくらいでいいかな。」
と思ってしまったら、
それ以上伸びることは、なかったことでしょう。
「足るを知る。」ということも、
時には尊いことではあると思います。
ですが、ビジネスにおいて、
貪欲に結果を求めるのであれば、
スタンダードを高めて、
「できて当たり前」
のレベルを高めていくことが、
得たい結果を得るためには重要なのです。
1度スタンダードが決まったら、
簡単なことでは動きません。
下がってもまた、元に戻る作用が働く。
先ほどの例でも、
最初は集客ができていなくても、
スタンダードの高い人は、
「そこから何としてでも集めよう!」
と行動して、
多くの場合はもっと集客数を伸ばすことができます。
体温を一定に保てるのと一緒で、
人間の体に潜在的に備わっている仕組み。
それがスタンダードなのです。
スタンダードを高めるためには、
例えば私がセミナー集客のときに感じたように、
スタンダードが高い人と一緒に時間を過ごし、
「これが当たり前だと思う人がいるんだ。」
という自分とのスタンダードの違いを、
感じることが重要です。
あるいはスタンダードが高い人から、
「君ならそのくらい余裕で達成できるよ。」
と言われることで、
一気にスタンダードが上がって成功できた。
という話もいろんな人から聞きますし、
私自身も似たような経験があります。
一気にスタンダードを上げようと思ったら、
成功者からアドバイスを受けることは、
近道になることでしょう。
それから、スタンダードを上げていこうと思ったら
新しい習慣を身につける必要があります。
今までと同じことをしていたら、
同じ結果しか出ないのです。
(逆に言えば同じ結果なら出せる。)
それが、スタンダードですからね。
今までやっていないことを、
新たに習慣化することで、
スタンダードを着実に高めることができます。
あなたの現状をより良くするために、
あなたのスタンダードを高めるために、
今、できることは何でしょうか?
新しいことを学ぶことでしょうか?
新たな集客手法を実践することでしょうか?
新商品を開発することでしょうか?
必要な人脈を探すことでしょうか?
なにか1つ考えてみて、
それを継続して実践してみてください。
その積み重ねが、
スタンダードを上げることにつながります。