本当に今のままで良いのか?
あなたはこんな悩みを
持ったことありませんか?
「今の会社に入ってもうすぐ5年・・・
この仕事は大変だけど
それなりにやりがいはある。
確かにクセが強い上司に
振り回されることもあるし
言う事を聞かない後輩に
イライラすることもある。
でも新しい契約が取れた時は
何とも言えない達成感が得られるし
そもそもこんなご時世に
きちんと給料もらえるのが
ありがたいと思う。
でも・・・でもですよ。
贅沢なのは分かってるんだけど
それでも拭えない気持ちがある。
『私は今のままで本当に良いのか?』
すごく迷っているんです。」
……という悩みです。
ある程度の経験を積んだ人が
現状に疑問を抱き始める・・・
30代中盤ぐらいから
多くなる悩みかと思います。
ちなみにこれは人として
健全な思考だと思います。
うまく行けば
現状を好転させるきっかけになりますからね。
ただし。
もし、あなたもこういった
考えを持つようになったら・・・
1つ気をつけて欲しいことがあります。
なぜなら、こういった人達が
「ある行動」を取ることで
大変な目にあっているからです。
しかも
「決断力がある人」
にこそ見られやすい行動です。
それが何だか分かりますか?
というわけで今日は
「今のままで良いのか?と不安に思った時に
“絶対”にやってはいけない事」
をお話ししようと思います。
■まだ痛みを感じていない
「今のままで良いのか?」
という悩みの厄介なところは
「何としてでも変わりたい!」
という明確な願望に
“まだ”なっていないことです。
毎日苦しすぎるから
何としてでも解決したい!
といういわゆる
「痛み」
は伴っていないけど
まあ今のままだと不安・・・
なんですよね。
そして、この漠然とした
不安を抱えている人は
- 最低限生活するだけの収入を得ている
- それなりにやりがいのある仕事がある
といったように
「今ある環境から標準以上の
メリットを享受している」
人が多いです。
当然この段階にいると
「今の環境を手放すことはできない!」
と思うようになります。
だから思い切った行動ができない・・・
確かにモヤモヤするのも当然ですね。
じゃあここで決断力がある人なら
どうすると思いますか?
何とか環境を変えよう!
と思って試行錯誤した結果
決断力のある人の多くが
導き出す答え・・・
それが
「よし!会社をやめよう!」
(そしてゼロから起業しよう!)
です。
・・・うんうん。
自分を変えるためには
環境を変えるのが1番ですね。
人生の中では時に
思い切った決断も必要。
今がその時だと。
なるほど!素晴らしい行動力!!
・・・ではありません。
これ、本当に多くの方が
やってしまいがちなのですが
少しだけ待ってください。
実際これで自分に火がついて
成功している人もいます。
しかし、この決断が
ものすごく遠回りになる可能性があることを
理解しているでしょうか?
「じゃあ、今の生活に甘んじて
モヤモヤしたまま、一生この生活を
続ければ良いんですか!?」
と聞かれたら、その必要は全くありません。
じゃあどうすれば良いのか?
本当に今のままで良いのか?
と思ったらまず考えて欲しいのが
- 今のままで良いこと
- 変えるべきこと
を分けて考えることです。
これを分けずに考えると
悲惨な目に遭うかもしれませんよ。
■スーパーマンになる時間
では
- 今のままで良いこと
- 変えるべきこと
とは具体的に何でしょうか?
それは、こんな感じです。
<今のままで良いこと>
これはズバリ「収入」です。
不安にとらわれると
見落としがちなのですが
「最低限の収入」
を絶対に手放さないで下さい。
最低限の収入とは
「毎月の収入から支出を引いた時に
1円でもプラスになっていること」
です。
今のままで良いのか?
という不安を持っている人は
「安定した収入を得ているからこそ
不安を持つ余裕がある」
とも言えます。
収入の安定はそのまま
心の安定につながります。
つまり、収入が不安定になれば
心が不安定になるんです。
だからこそ最低限の
収入を手放すべきでは
ありません。
<変えなくてはならないこと>
では逆に変えなくては
いけないことは何なのか?
それは
「時間の使い方」
です。
限られた時間の使い方を変えて
あなたが本当に好きなことを
見つける必要があるからです。
これを“最低限の収入を得た状態で”行います。
決して職を手放してから
自由な時間でやろう!
などと思わないで下さい。
やりたい事を見つけるのは
時間がかかるかもしれません。
だから時間の使い方が重要になります。
まずは
「今の仕事でどうしたら
時間単価を上げることができるか?」
を考えてみましょう。
そう聞くと
「いや、会社員なんでそんな
簡単に給料は上がりません」
と言われそうです。
が、これは時給を上げるという意味ではなく、
「最低限の収入を得るために何時間働くのか?」
を意識するということです。
そのために会社員の方なら生産性をあげて
無駄な残業を排除するのも1つです。
ではどうしたら今の仕事を
もっと効率よく行えるでしょうか?
残業を減らすのは
会社のためではありません。
「自分の成長に費やす時間を生み出す」
ためです。
会社で仕事をして
家でご飯を食べて寝る。
この繰り返しでは何も
変えることが出来ません。
もしあなたがアルバイトや
パートとして仕事をしているなら
「最低限の収入を得るため何時間働くか?」
を意識してください。
やみくもに空いている時間
全て働けば良いわけではありません。
ちなみにこうして
生み出された時間のことを
「スーパーマンタイム」
と呼びます。
これはウェルスダイナミクス(WD)考案者の
ロジャー・J・ハミルトンが使う表現です。
スーパーマンの正体は
クラーク・ケントという男性です。
彼は新聞記者が本業なんですね。
クラークケントは新聞記者としての
収入があるからこそ、いざという時に
スーパーマンとして活躍できます。
もし彼が最低限の生活すら
保てない状態だったら・・・
人を助ける前に餓死しちゃいますね。
このように、
あなたが今のままで良いのか?
と迷った時こそ
- 今のままで良いこと
- 変えるべきこと
を分けて考える必要があります。
■誰もがする失敗を回避する方法
ちなみにこの考え方は
というプログラムで用いられる考え方です。
スペクトルの考えは一生使えるものです。
起業する時はもちろん
- 誰かとビジネスパートナーを組む
- 社員を雇用する
- いくつもの会社を経営する
といった起業家、経営者であれば
誰もが通る道で起こりうるリスクを回避できます。
今日は長くなるので詳しく説明はしませんが
ちょっと知っているだけで間違いなく
失敗を減らすことができるでしょう。
というわけで
「今のままで良いのか・・・」
という不安を感じたら
根拠のない決断をする前に
- 今のままで良いこと
- 変えるべきこと
を明確に切り分けて
考えてみてくださいね。
それでは本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。
岩下 知史(アキュムレーター)