なぜ「お金の計測」が必要なのか?

多くの人の場合、
ウェルス理論に触れたきっかけは
「プロファイル(才能タイプ)」ではないでしょうか。

 

・自分にはどんな仕事が向いているの?

・自分にはどんな才能があるの?

・自分をもっと知りたい!

そんなところから、
ウェルスダイナミクスを知った、という声は
私自身もよく聞いています。

しかし、本当の意味で
プロファイルを活用するには

「ウェルススペクトル」

の概念は欠かせません!

 

「ウェルススペクトル」は
富のレベルを9段階で表したもので、
それぞれに、土台を固めるための
課題が設定されています。

スペクトルを理解していないと、
せっかくの才能を活かすどころか、
その前に足元から崩れて
倒れてしまうかもしれません。

 

その土台固めの一番最初の課題が
「お金の計測」

 

先日担当させていただいた
「ウェルスコンパスBasic」でも扱ったのですが、
意外と抜けている方が多かった部分です。

今回はすぐに取り組めるところから紹介しますので、
ぜひ一緒にやってみましょう!

 

●なぜお金の計測が必要なの?

そもそも、

「才能とお金の計測、何の関係があるの?」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ちょっとイメージしてみてください。

 

「お金の状態がガタガタで、
 来月どころか今月の生活費の支払いも
 できるかどうか…」

「今月の支払いはどうにかなったけど、
 来月はどうなるかわからない」

 

もしあなたがそんな状況だったとしたら、
心の状態はいかがでしょうか?

スペクトルのレベル1は
「赤外線」レベル。

個人の月々の収支がマイナスで、
常に借金がかさんでいく状況です。

※なお事業をやっている方は、
事業の利益と個人の収支を分けて
考える必要があります。

 

そして、その次の「赤」レベルは、
個人の月々の収支がプラスマイナスゼロ。

その月はどうにかなったけれど、
来月は分からないという
“サバイバル”状態です。

 

こういった状態では、
心が不安定で 不平不満が出やすくなったり、
目の前のことで頭がいっぱいになりやすくなります。

こうなってしまうと
才能を発揮する“余裕”も生まれません。

だからこそ「お金を計測」し、
現在の自分の状況を把握した上で
しっかりと自分の状態を整える必要があるのです。

その前段階が、次のステップ0になります。

 

●ステップ0・完璧に計測しようとしない

初っ端から前提を覆すような発言をしてすいません。笑

お金の計測が上手くいかない理由の1つは、
「完璧にやろうとするから」です!

 

「毎日記録しようと思ったのにサボっちゃった…」

「気づけばレシートがたまっちゃった…」

 

そんな風に自分を責めてしまったり、
やる気がなくなってしまったり。

そして「完璧にできないならいいや…」と
やらなくなってしまう。

そんな経験はありませんか?

 

私はあります!!笑

 

しかしそれでは一歩も進めないまま。
不完全でも、進まないより進んだ方がまし!!

というわけで、
最初は完璧を目指さなくていいのです。

ゆくゆくは細かく
しっかり見ていく必要がありますが、
まずは

「完璧じゃなくていい」

というところから始めましょう。

 

●ステップ1・個人の収入を知る

まずは自分にいくらお金が入っているか
こちらを確認してみましょう。

お給料制で働いている方は、
給与明細があればOKです。

個人事業主の方にありがちなのが、
事業での売り上げと個人の収入が
混ざってしまっていること。

その場合は「個人の収入」として
使える月々の金額を決め、
分けることから始めましょう。

(例:利益の半分を自分の個人口座に移す、
毎月〇万円を個人の収入と設定する、など)

 

●ステップ2・固定費を知る

電気・水道・ガス・通信費・家賃・住宅ローンの返済など、
毎月絶対出ていくお金を調べましょう。

これらは基本的に毎月出ていくお金です。

電気・ガス・通信費などは
プランを見直すことでかなり安くなるケースもあります。

「なんとなく契約してたなあ」という方は、
ここを見直すことで、年間数万円の節約になることもあります。

 

●ステップ3・クレジットカードの使用履歴を見る

ここでは見るだけでOKです。

その中で、契約しているけど使っていないサービスはないか、
こまごまと使っているサービスはないか、
そういったものを見てみてください。

「意外と使ってるなあ」と気づいたら、
「いくらまでなら許容範囲なのか」
考えてみましょう。

それが頭の中にあるかないかだけでも、
カードの使い方は変わります。

 

個人的にお勧めなのは、
デビットカードに切り替えることです。

銀行の口座残高から即時引き落としのため、
使いすぎることができません。

「使いすぎるなら使えなくすればいいじゃない!!」戦法です。

 

●ステップ4・月々に使えるお金を決める

月々の固定費や、見えづらい
クレジットカードについての確認ができたら、
食費や交際費、娯楽費など、変動しやすいものについて
「月々いくらまで使えるのか」を決めましょう。

まずは、先月いくら使ったのかを
ざっくり計算できると良いです。

レシートなんて取ってないよ!という方は、
「なんとなくいくらくらい使ったな」でもOK!

 

今使っている金額が許容範囲なのか、
もう少し減らしたいのか、
ざっくりと月々の金額を決めてみましょう。

そしてそれを今月の予算とし、
それ以上は使わない!

余分なお金は定期預金口座にでも
入れてしまいましょう。

(別に定期でなくてもいいですが、
 気軽に出し入れできない環境に
 入れてしまうのがお勧めです)

 

キャッシュレスが進む現在ですが、
お金の使い方がルーズな場合、
思ったよりも使いすぎてしまうため

「食費・娯楽費など、使用用途によってお金を封筒に分けていれる」

というアナログな方法も有効です。

バーコード決済アプリなどを使っている場合は、

「月に1回一定額チャージしたら、
 それ以上はチャージしない。
 その金額内でやりくりする」

というのも良いですね。

 

ついセミナーなどにお金を使ってしまう、という方は
セミナーに使える金額も決めましょう。

自分磨きや学習への意欲が高い方は、

「興味がある講座を、多少無理してでも受けてしまう」

ということがあるかもしれません。

その場合は、

 

「知的好奇心だけで動いていないか?」

「本当に必要な講座なのか?」

 

を今一度確認してみてください。

既にビジネスをしている方の場合は、

「講座で学んだことをビジネスに取り入れ、
 受講費をすぐに回収」

ということも可能です。

ですが、まだビジネスをされていない方の場合は、

「〇月の講座を受けるために、まずは貯金をする」

と、計画を立てることも必要かもしれません。

 

「自己投資のつもりで使っていたら、
 どんどんお金がマイナスに…」

という話は珍しくありません。

スペクトルレベルが低いうちは、
お金との“付き合い方”を練習する期間でもあります。

「自分が持っている以上のお金は使わない」
ことが基本で、ローンなどの借入をする際は、
返済計画まで考えた上で行いましょう。

返済計画が立てられないのであれば、
自分が持っている以上のお金を使うのは危険行為です。

(お金は使わないと回らないよ、という話は良くありますが
 自分の器以上のお金を使えということではありません)

 

●ステップ5・お金を使う先を考える

「赤外線」「赤」レベルの方に多いお金の使い方が、
「ご飯を食べる」「遊びに行く」など
使って終わる「消費」となってしまうもの。

 

ひとつお金を使う先として、
「自分の中に残るもの」かどうか
意識してみることもポイントです。

それが例えばウェルスの講座でもいいですし、
他の興味があることへの勉強などでも良いと思います。

 

同じ食事に使う場合でも、

「とりあえず安くてお腹にたまればいいや」

とするか、

「自分の心が満たされる食事をしよう」

とするかで、
心の満足度は大きく変わってきます。

気持ちが変われば、日常の過ごし方も
仕事への向き合い方も変わってきますよね。

 

ウェルスダイナミクスでの富の定義は、

「お金がすべてなくなったとしても、あなたの中に残るもの」

です。

今後の自分にとって、
今使うお金がどういう働きをしてくれるのか?

お金との付き合い方を見直すことで、
生活も心の土台も整えることができます。

できるところから少しずつ
挑戦してみてくださいね!

 

スペクトルについては
「ウェルスコンパスBasic」で学ぶことができます。

が!
ここでも講座をすぐに受けろとは言いません!
お手軽な価格の書籍がありますので、
書籍『才能は開ける』をお手に取ってみてくださいね。

(講座ではリアルな事例やワークも多く扱いますので、
 計画を立てて受講することをお勧めします!)

 

白井 圭(ロード)