学習効果をゼロにする禁句
先日とあるコミュニティの勉強会で
「学習方法」
についてお話をしたんですね。
そうしたら思いのほか
評判が良かったらしく
ちょっとビックリしました。
これは講師業に
ありがちなんですが・・・
何かを教える側の人って
自分でも気づかないうちに
「こんな事はみんな知ってるよね」
という思い込みを持つ
ようになる瞬間があります。
でも、今回のコミュニティでも
そうだったんですが、
僕としては聞き慣れた当たり前の情報も
参加者の90%くらいの方は
知らなかったりします。
結果としてこちらの想像以上に
参加者が喜ぶ情報をお渡しすることが出来たので
まあ良かったのですが。
この
・自分の基準
・聞き手の基準
って、いつの間にか
乖離してしまうので、
僕も改めて気をつけねば・・・
と思った次第です。
そこでお伝えした内容は
また機会があればこのメルマガでも
書こうかなと思っております。
で、そんな中でも個人的に
めちゃくちゃ重要だと思ってる話が
ありまして。
まあ勉強会の中では
割とサラッと伝えたので
参加者の方々に伝わっているか?
ちょっと心配なんですけど(笑)
これを理解できるかどうか?
で、学習成果というかむしろ
「人生そのもの」
が変わってしまう・・・
そんな話をしたんですね。
これは多くの人が、気づかないうちに
やってしまっている事でもあります。
そしてこれを理解せずに
あなたがどれだけ
「人生を変えたい!」
と思っていてもまず
現実化することはありません。
なぜなら・・・
今日はそんな重要な
お話をします。
■『聞き上手度』が人生を左右する?
ところであなたは
「会話」
は得意ですか?
ウェルスダイナミクスでいうと
ブレイズタイプの方は
得意かもしれませんね。
じゃあもし、得意だよ!
って場合にそれは
・話すのが得意?
・聞くのが得意?
どっちでしょうか??
僕の勝手なイメージですが
どちらかというと「会話が得意」って
前者の意味で言ってることが
多いんじゃないかなーと思います。
初対面の人でもスッと
共通の話題を見つけて
会話を盛り上げる、みたいな。
確かにそういう人が1人いてくれるだけで
とてもありがたいですけどね。
でも!
今日のテーマは
「聞く」
の方です。
話し上手は聞き上手、とは
よく言ったもので
「あなたが普段、人の話を
どんな風に聞いているか?」
が、あなたの今後の人生をも
左右してしまうんですね。
何を大げさな・・・
と思われたかもしれませんが
その理由もちゃんと説明します。
■危険な「聞き方」
結論から言うと
「人の話を聞く時に絶対に
やってはいけない聞き方」
というのがあります。
でも多くの人が普段から
この聞き方をしているせいで
目の前の現実を変えることが
全くできません。
そのやってはいけない聞き方とは・・・
「知っている」
という聞き方(姿勢)です。
もう少し具体的に言うと
「それなら既に知っている」
「それは本で読んだことがある」
「それはTVで見たことがある」
という、知っているです。
「おい聞いたか!?
岩下、仕事辞めるってよ!!」
「あー、知ってるよ」
の知ってる、ですね。
この聞き方をしている
うちは現実は何も変わりません。
・・・
あ、もしかして早速
「なんだ、そんな話かよ。
それなら俺も知ってるよ。」
って思いました?
だとしたら、それっ!
その感覚が本当に
危険だよって話です。
だから今日は最後まで
聞いておいてくださいね。
■知ってる、の弊害
じゃあなんで
「知ってる」
って聞き方が危険なのか
分かりますか?
会話がそれ以上
盛り上がらないから
・・・ではないですよ。
人は「知ってる」という
意識を持った時点で
「自分の過去」
に焦点を当てているからなんです。
もう少し分かりやすくすると。
例えば、あなたが
「自分の人生を変えたい!」
と思って僕の開催する
ウェルスダイナミクスセミナーに
参加するとしますね?
さらに、あなたはある程度
ウェルスの「周波数」などについても
事前に勉強をしていたとしましょう。
で、実際にセミナーに参加したら
僕が言っていることは全部
「周波数について」
でした。
そこであなたはこう思います。
「なんだ、それならもう知ってるよ」
と。
・・・ここで冷静に
考えてください。
この時点であなたの
人生が変わる可能性は
どれくらいありますか?
多少の気づきは
あるかもしれませんが
ほぼ何も変わらないですよね。
じゃあそれは誰のせいですか?
講師を務めた僕のせいでしょうか?
(確かにそれはあるかもしれませんので
個人的に精進していこうと思います。)
この根本的な原因はあなたが
「過去の自分に焦点を当てているから」
なんですね。
あなたの過去、つまり
既に持っている情報や思考の
仕方に依存しているからです。
自分のやり方に固執している
と言っても良いでしょう。
これまで自分のやり方で
うまくいっていないのなら
それでは当然、何も変わりません。
■過去の自分を捨てる
あなたが「変わりたい!」と
思っている時点でまずやるべきは
「過去の自分を捨てること」
です。
どれだけ新しい知識を手に入れても
あなたが過去の自分を基準に
何かを選択する限り!
あなたの目の前に現れるのは
「過去の延長上にいる自分」
なんですよ。
これ、分かりますか?
だから素直な人って
1番成長が早いんですね。
素直な人って目の前の話が最新で
そこからスタートするので
そりゃ現実も変わりますね。
逆に過去の自分に固執した人は
ずーっとそこに居続けます。
というか後退していきます。
でも、頭では分かっていても
なかなか変えられないのが
「知っている」の恐ろしいところです。
ほぼ無意識でやってますからね。
最近話した誰かとの
会話を思い出してください。
「あなたはその人の話を
どんな風に聞いていましたか?」
何を知っていて?
何を知らないか?
と言ったように自分が
持っている過去の情報と
比較して聞いてませんでしたか?
人は知っている、と思った時点で
自分の過去に縛られます。
自らシャッターを下ろし
狭い世界からそれらの
情報を眺め始めます。
これではどこまで行っても
自分を変える事はできません。
■意識を変える方法
じゃあそんな時に
どうしたら良いのか?
それは
「相手の視点から眺める」
という意識です。
知っている、という意識を感じたら
「この話は聞いた事がある。
でも、この人はどんな意図を持って
それを伝えようとしているんだろう?」
と、相手に共感しながら
話を聞き続ける事です。
常に心をオープンで
いるイメージですね。
そうした意識が
あなたに変化をもたらす
「新しい気づき」
を生み出してくれます。
ちなみにこの辺りのお話は
オットー・シャーマン博士の
『U理論』
という本にさらに
詳しく書いてあります。
分厚い本なので少し
難しめではありますが
興味のある方は読んでみる
ことをお勧めします。
U理論/C・オットー・シャーマー (著)
https://amzn.to/38CYzAG
※U理論では更にその先にある
聞き方について解説されています。
難しい言い方をしましたが
よく考えてみたら
これは当たり前のことで。
・自分の都合で仕事を進める人
・相手の気持ちに共感しながら
仕事を進めていく人
どちらが組織で必要とされますか?
ってことです。
答えは明白ですね!
あなたも今後ウェルスを始め
何かを学ぶ時や誰かと会話をする時には
「それは知っている」
という意識を捨て去り
「この人(場)の話している事には
どんな意図があるんだろう?」
という意識で聞いてみて下さい。
それだけで必ずあなたの
現実は変わりますよ。
意識が変わると何が起こるか?
というのもウェルスの理論を
交えてまたお話しますね。
今日はこの辺で。
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました!
岩下 知史