「“好き”を仕事に!」は正解か?その2

今回は
「“好き”を仕事に!」は正解か?
について考える第2弾。

 

前回の記事では、
「情熱の書き出しをしてみよう」
とお伝えしました。

あなたの「好き」は見つかりましたか?

 

じゃあ、
その中で一番好きなことを仕事にしよう!
……というのは早計です。

 

 

 

●「他人にとっての価値」を考えよう

前回の記事から、おさらいしてみましょう。

 

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お金は、価値の交換が起きた時に動きます。

あなたが提供しているものが
相手にとって価値あるものであれば、
相手の要望を満たすものであれば、
(そしてそこに値段が設定されていれば)
お金が入ってきてしまうんです。

/////

 

……ということは、
自分がどんなに好きでも、
「価値がある」と思っていても、
こだわっていても……

他の人にとっての価値とならなければ
「お金は流れてこない」のです。

なんということでしょう!!

 

 

 

●『知識』を書き出してみよう

そこで大事になってくるのが、
内的価値の『知識』です。

ここで言う知識とは、

『他の人が“お金を払ってでも あなたから得たい”と思うもの』。

 

これまでに積んできた知識だけでなく、
経験スキルもここに入ります。

「とても料理が好き!」でも、
「本人が美味しく食べられるものを作れる」人と、
「食通をも唸らせるフレンチを作れる」人では
『知識』に大きな差がありますよね。

 

それによって、
「お金を払いたい」
と思われるかどうかも変わってきます。

あなたが『情熱』を持っていることに、
「他人から見て価値ある『知識』」が備わっていれば、
それを提供することで お金が流れてくるよ!
っていう寸法です。

 

もし今すぐにビジネスを興すには
『知識』が足りないな……と感じたら、
まずはそこを鍛えることから始めましょう。

飲食店を開く前に、
まずレストランで働きながら勉強する、
といった感じですね。

こうして「情熱」「知識」を結び付けられれば、
“好き”が仕事になるわけです。

 

 

 

●「好きなこと」を仕事にしない道もある

繰り返しになりますが、お金は、
「他人から見て価値がある」ものを提供したときに入ってきます。

(会社は従業員の労働力に対し
お給料を払っていますね)

 

ですが、欲しい金額に至るかどうかは別の話。

あなたの持つ『情熱』と『知識』が
世間の需要と合わない場合や、
もしくは供給過多な場合。

そして「好きなものへのこだわりが強い」場合、
お金が入ってくるまでに
時間がかかるかもしれません。

仕事にしたい!と思っても、
なかなか仕事にならないかもしれないのです。

 

どんなにこだわって作った商品でも
売れなければ廃盤になります。

どれだけ良い品でも、

「洗濯板を作るのが好き!洗濯板だけで商売する!」

っていうのは 今の時代では難しい……
というのは想像できますよね。

 

思いを込めた漫画も
読者からの反応が悪かったり
単行本が売れなければ打ち切りになります。

「自分のやりたいことはこれだから」と
お客さんの要望に応えなければ、
その人は他のお店に流れていくでしょう。

芸能人はタレント名鑑に載っているだけでも1万人いますが、
そこに載っていないYouTuberの方が売れっ子、
なんてことも珍しくありません。

 

「なかなか上手くいかないのは耐えられない」
「他人の要望を聞くのはイヤ」
という場合は、その「好き」を仕事にするのは
一旦後回しにするのも一つの手です。

諦めろ、という訳ではありません。

その時には売れなかった、注目されなかったものが
後になって売れることもあります。

 

中身は同じでも、
売る場所やパッケージを変えたら大ヒット、
ってこともあります。

とある雑誌では打ち切られても、
別の雑誌に移ったら仕事が続けられた、
という漫画家さんもいます。

 

でも、そこまで続けるための
体力・気力・資金は……?
という話です。

「好きなことをやっているけど、なかなか売れない……
 そうこうしている間に活動資金も尽きてきた」

となるのが最悪の事態です。

 

 

 

●「ちょっと好き」で稼いでもいいじゃん

「今、お金が欲しい」のであれば、
「今、周囲の人が求めていること」を提供するのが近道です。

そして、それを楽しんでやるためには
『情熱』が不可欠。

 

『情熱』『知識』で書き出した中で
「周りからの需要がある」ものを見つけましょう。
1番好きなことでなくていいのです。
「まあまあ好きなこと」でも「好きなこと」には変わりなし!!

そこから稼ぐ道を作りつつ、
一番好きなことも並行して続ければOKです!
(今は「この道1本で!」というのは、時代にも合わなくなってますしね)

『情熱』と『知識』を繋げるイメージの参考に、
2つの例を出しますね。

 

<1>まだ知識がない場合

【自分】
情熱:人と話すこと、パンを焼くこと(趣味レベル)
知識:なし

【相手】
求人を出している近所のパン屋

 

➡プロレベルの知識がなくても、
「人が欲しい」というお店には
“働くこと”自体が価値になります。

趣味レベルだとしても、
好きなことに関わる方がやる気も出るし、
知識を積み上げる気力も湧くってもんよ!
ここからプロレベルの知識を身につけたっていいじゃない。

 

<2>すでに知識がある場合

【自分】
情熱:オリジナルの動画作品作り
(話を考えるのが1番好きで、編集作業は まあまあ好き。作品に口を出されるのはイヤ!)
知識:動画編集のスキル

【相手】
動画編集を外注したい配信者

 

➡自分の知識を、
そのまま求めている人に提供するケース。
好きなことはオリジナル作品を作ることだけど、
「編集もまあまあ好き」というのなら、そこを使っちゃいましょう。
そして稼いだお金で、好きな作品作りをしたっていいんです。

 

 

 

●あれ?『才能』はどこいった?

今回は「“好き”を仕事に」という観点から、
あえてここまで、内的価値のうち
『情熱』と『知識』の間にある
『才能』については触れずに来ました。

周波数やプロファイルの「強み」の部分です。

 

ぶっちゃけ私は、
「好きなんだから 向いてなくてもやるんだい!」
というのでも構わない……と思っています。

ただ、
「好きな分野でラクに仕事をしたい」と思うのであれば
『才能』を無視するわけにはいきません。

「好きな分野で、自分の才能が活かせるのはどこか?」
を考えてみましょう。

 

そこに『知識』が加われば

「好きなことをフツーにやってるだけなのに
 皆に喜ばれるし、お金も入ってくる」

という状態が作り出せます。

好きなことが明確でない人は、
まず『才能』を活かせるところから価値提供をしていくと
「なんかこれ好きかも」が見つかっていきます。

 

 

 

●「“好き”を仕事に」したいなら

2回にわたって「“好き”を仕事に」について書いてきましたが、
あなたはどう感じましたか?

「一番好きなこと」を仕事にするのが早い人もいれば
「ちょっと好きなこと」を仕事にする方が早い人もいます。

 

もしあなたが

「嫌いなことを仕事にするよりは、
少しでも好きなことを仕事にしたい」

と思うのであれば
ぜひVMステップを学び、実践してみてください。

 

VMステップは、
ウェルス理論を活用し、
才能を活かして 楽にお金を稼ぐためのメソッドです。

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今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!

 

 

WDシニアトレーナー
白井圭(ロード)

 

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