なぜあなたのメッセージは伝わらないのか?
あなたは講師として
こんな経験はありませんか?
何か自分の人生を変えるような
学びや気づきがあった時に、
「うおー、これはすごい!
何でこんな素晴らしいことに
今まで気づかなかったんだろう・・・
これは必ずみんなに伝えたい。
いや、伝えねば!
きっとそれが自分の使命なんだ!!
よし、そう考えたら何だか
力がみなぎってきたぞ。
早速、来週のセミナーで
これをみんなに教えてあげよう。」
と、強い意気込みで
セミナー参加者に伝えて
みたは良いものの・・・
「うんうん。」
「へー、そうなんですね。」
・・・なんて、本当に
理解しているのか?していないのか?
よく分からないうす〜〜〜い
リアクションが返ってきました。
そこであなたは
「あれ、みんなのリアクションが
思ったより良くないぞ・・・
こんなに重要な
ことを話しているのに。
もっとこう、他に何かあるだろ!?
うわーすごい!とか
これで人生が変わりそうです!とか
もっとみんな喜んで
くれたって良いじゃないか!
私の伝え方が悪かったのか!?
なぜだ、なぜなんだー!!」
みたいな感じで
一気にテンションが下がってしまった・・・
っていう経験です。
僕は、よくあります(笑)
こうやってメルマガを書いて
「おー、すごい記事が書けたぞ!」
と思って配信してみたら
全然反応が無かったりします。
その度に、もう書くのを
やめようかと思っています・・・
というのは冗談ですが。
なぜ、そんなことに
なってしまうのでしょうか?
理由は簡単で
「相手が求めていないから」
です。
確かに、あなたにとっては
それは素晴らしい学びや
出来事だったかもしれません。
けど、そんなこと相手には
これっぽっちも関係ないのです。
理由はそれだけ。
でもこれではあまりに
悲し過ぎますよね・・・
あなたの熱量がこもった
メッセージを一人でも
多くの人に届けたくありませんか?
というわけで。
今日はそんなあなたに
「あなたの伝えたいメッセージが必ず伝わる!
“全方位型の講師”になる方法」
をお伝えしようと思います。
実際、僕もこの方法で
自分の伝えたいメッセージが
すごく伝わりやすくなりました。
あなたもこれを読んで
是非試してみてください。
■全方位型の講師とは?
まず「全方位型の講師」とは
あらゆる方面、全ての視点を持った講師のことです。
(ちなみに、それを僕が勝手に
全方位型と言ってるだけなので
ググっても出てきません。)
ここでいうあらゆる方面、
全ての視点とは
- 講師として
- 受講生として
- 会社員として
- 起業家として
- フォロワーとして
- リーダーとして
様々な立場の人が持っている視点です。
僕はこれまで何百回というセミナーを開き
何千人もの方々に指導を行ってきました。
そんな中でよく起こるのが
「講師視点に偏りすぎる」
という問題です。
講師として経験を積むうちに
「これは伝えておかなきゃ!」
という、個人の視点が
どんどん強くなるんですね。
すると?冒頭で言ったような
メッセージのすれ違いが必ず起きてきます。
これを解決するためには
ありとあらゆる視点に立って
物事を捉える必要があります。
(とはいえ、実際には不可能なので
限りなくそれに近い形で)
では、どうやって全方位型の
視点を手に入れれば良いか?
僕があなたにオススメする
方法はたったの2つ。
それが
- ヒアリングのすすめ
- 〇〇講師のすすめ
です。
詳しく解説します。
■聞きたいことは直接聞け!
まずヒアリングについて。
あなたの熱量たっぷりな
メッセージが伝わらないのは
「相手が求めていないから」
だと言いました。
であれば
「相手が“求めている”情報」
を知れば良いわけです。
そのためには
「本人に直接聞くこと」
が何より先決ですね。
あなたのクライアントや
周りにいる人に
「何が聞きたいの?」
って確認すれば良いんです。
まあ、これは誰でも
思いつくと思います。
でも実際に行う人は
あまり多くありません。
自分のセミナーを開催しても
アンケートを取るのは
講座が終わった時の1回のみ・・・
という方が非常に多いです。
でも、それでは圧倒的に
情報が少ないんです。
ちなみに僕がすごいな!
と思う方々は、いつでもどこでも
アンケートを取りまくります。
セミナーの前後はもちろん
セミナーの最中にも、です。
「これから〇〇を話しますけど聞きたいですか?」
「いま話した内容って興味ありました?」
「AとBならどっち聞きたいですか?」
という感じで。
ことある毎に確認するんです。
僕もそれを見習って
セミナーの中では色々リサーチしてます。
当然、セミナーでは話しづらいこともあるので
個別で話を聞いたりもします。
そうやって、まずは
「相手の求めていること」
を知ります。
そこに
「自分の伝えたいメッセージ」
を合致させていくんですね。
そうすることで
相手の耳はダンボになります。
これ、当たり前のことなんですが
出来ていない方多いです。
あなたはどうですか?
出来ていなかったら
すぐに自分の受講生さんに
ヒアリングをしてみてください。
■〇〇講師のすすめ
そして2つ目がさらに重要。
それが
「外部講師に来てもらうこと」
です。
外部講師をゲストでお呼びして
教壇に立ってもらうわけです。
受講生への価値提供として
外部講師を招くことはよくあります。
が、今回はもっと重要。
なぜ、メッセージを伝えるのに
外部講師を招く必要があるのか?
それは
「あなたが客観的に場を眺めるため」
です。
あなたには、外部講師が話している間
ひたすら受講生の観察に集中してみて欲しいのです。
すると?やがて
こんな事に気付きます。
「あの人は笑ってるけど、この人は反応が薄いな」
「あ、いま全体の集中が途切れたな」
「お、何かみんなノってきたな!」
「あれ?自分が喋ってる時より、みんなのリアクションが良いじゃん・・・」
とか(笑)
講師というのはただ
何かを教える人ではありません。
- 正確に知識を伝える
- 場の雰囲気を整える
- みんなのリアクションを取る
- みんなが動けるようにリードする
など、様々なことを
意識しなければなりません。
これはすごく大変な事です。
でも、それだけに個々の様子や
全体のわずかな変化に
気づくことが難しくなります。
(僕が知る世界で活躍している
とある講師は、これを一人で感知します・・・)
それを、外部講師に担ってもらう事で
- ときに受講生として
- ときに講師として
- ときに総監督として
その場を観察する
ことができるのです。
もちろん、外部講師の力で
セミナーのブラッシュアップも
出来るので一石二鳥ですね。
是非、そこで得た気づきを
次のセミナーで活かしてみてください。
きっとみんなのリアクションが
大きく変わる事にびっくりしますよ。
そして、その変化こそが
「あなたのメッセージが伝わった証拠」
なんです。
■全方位でいること
いかがだったでしょうか?
今日はあなたが講師として
1ランクレベルUPするために
「あなたの伝えたいメッセージが必ず伝わる!
“全方位型の講師”になる方法」
についてお話ししました。
僕のメッセージ・・・
伝わっていますよね?
いずれにせよ講師として
最も大切なのは
「相手のため!」
という気持ちです。
講師は周りから
「〇〇先生!」
とか呼ばれると
ついつい特別な人になったと思いがち。
そんな気持ちが自分を傲慢にさせて
「俺からこれを伝えてやろう!
みんなありがたく思え!!」
・・・とはならないまでも
主観的な視点が先行してしまう
原因になります。
メッセージとは相手に伝わって
(更には相手を動かして)
初めて意味があるものです。
それ以外のメッセージは
単なるエゴにしか過ぎません。
あなたのメッセージは
どれだけの人に伝わっているでしょうか?
何か気づいたことがあれば
- ヒアリングのすすめ
- 外部講師のすすめ
を試してみてくださいね。
それでは本日も最後まで
お読み頂きありがとうございました。
岩下 知史(アキュムレーター)