「いくら素晴らしいものをつくっても、
　伝えなければ、ないのと同じ」

これは、Appleの創業者である
スティーブ・ジョブズの名言です。

あなたの素晴らしい才能や価値、
商品やサービスをちゃんと
伝えることはできていますか？

• 使ってくれればわかる…
• 一度会ってくれればわかる…
• なんとなく広まっていくだろう…

情報が世の中に溢れているこの時代に、
こんな発想している人はいないとは思いますが…

相手に伝えるために
必要なことは何でしょうか？

我々人間が、他の人と
何かを共有するための唯一のツールが
「言葉」です。

言葉の力で世の中に
イノベーションを起こしたのが、
iPhoneだと思います。

Appleが世の中にiPhoneを出した時、
その『伝え方』が素晴らしかった。

iPhoneの伝え方の、何が
素晴らしかったと思いますか？

• ジョブズのプレゼン？
• 機能性？
• デザイン性？

どれも違います。
もっと根本的なところです。

iPhoneの本質とは
全く異なる部分を言語化し、
世の中に伝えたからこそ
爆発的なヒットになった。

さて、その方法は…

■iPhoneが持つ「言葉の力」

iPhoneの成功ポイントは、
“電話として売り出した”ことだと思います。

実際のところ、
電話ではないと思いませんか？

我々、iPhoneを持ち歩くけど、
電話として使っている場面って、
ほんのわずかな時間ですよね。

iPhoneの性能からすれば、電話ではなく、
“ポータブルパソコン”と呼ぶのが、
正しいのかもしれません。

だけど、
iPhoneは、電話なんです。

過去に、
「ミニコン」「PDA」「ポケットPC」など…
持ち歩けるパソコンは、
いくつも販売されていますが、
どれも売れませんでした。

もし、「言葉の力」の影響力を知らない人が
iPhoneをプレゼンしたとしたら、

「世界最先端のパソコンが、
　こんなに小さくコンパクトになりました。
　しかも、電話もできます！」

こんな言葉でiPhoneが販売されていたとしたら…
あなたは、iPhoneを買ったでしょうか？

きっと…
買わなかったと思います。

■印象に残る言葉を作る4つのポイント

では、どうすれば印象に残る言葉を作れるのか？

その方法をお伝えします。

この方法は、
ブログやSNS、YouTube、コミュニケーション。

どんなところにでも応用が効く方法です。

ポイントは4つ。

• 短くシンプルに
• 意外性
• 学び
• すぐ実践できる

これは基本中の基本ですが、
短くシンプルで、意外性と学びがあって
すぐに実行できるフレーズ。

これは、最強の武器になります。

それに加えて、
わかりやすい言葉でリズムよく。

これができれば、
あなたが持つ言葉のパワーが、
大きく変わりますね。

■言葉で人を動かす

では、言葉で人を動かすには
どうしたらいいのでしょうか？

これからお伝えするポイントが
明確になっていないと、

• ただ自分の言いたいことを言う…
• 相手には何も伝わらない…
• 全く行動しない…

そんな悲しい結末になります。

ポイントは3つ。

• 目的
• プロセス
• 複数形

です。

まずは、目的を明確にする。

『何のために？』

これを相手に伝えるということです。

例えば、
「行動しよう！」と言われるよりも、
「鬼退治に行こう！」と言われた方が、
動きやすいと思いませんか？

何のために？
なぜそれをするのか？

この『目的』を明確にすることで、
行動が起き、本気になれます。

2つ目は、目的を達成するための、
『プロセス』を明確にすることです。

「頑張って800人集客しよう！」

ではなく、

「〇〇をすれば800人の集客が
実現できるよ！」

と、目的を達成するための条件を共有することで、
チームのモチベーションも上がり、
やる気を引き出すことができます。

最後の3つ目は、『複数形』です。

これは、主語が複数形。

「頑張ってください。」よりも、
「一緒に頑張ろう！」

「一緒に」とつけるだけで、
印象が大きく変わるし、
言われた方も、こっちの方が、
やる気が出ると思いませんか？

ぜひ、実践してくださいね。

浅山 佳映子（クリエイター）

＜追伸＞

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