あなたの最大の原動力はなんですか?

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神経科学者のジャック・パンスケップは
人間の原動力には7種類あり、
そのうちの1つがひときわ目立つ、
一番の原動力である事を発見しました。

ドキュメンタリーにもなった
「なぜ犬は微笑み、チンパンジーは泣くのか?」や、
「動物の笑い」などの研究で有名なジャックは、
ワシントン州立大学研究所で、
感情の神経経路についての研究を、
彼のライフワークとしました。

ジャックは感情が脳の活動と関わっていることを見出しました。

大脳皮質ではなく、脳の奥深く、
さらに古い部分である扁桃体と視床下部です。

この研究で彼は、人間と動物には同じ
7つの感情のトリガー(引き金)が
あることを発見しました。

Care  思いやり
Fear  恐れ
Lust   欲
Panic  動揺
Play  楽しみ
Rage  怒り
Seeking 探求

この中で私達の一番の原動力は、“探求”です。

新しいことを探求して、
発見する喜びを考えた時、
脳内にドーパミンが放出されます。

彼は実験で、マウスが何かを探索するたびに報酬を与えた所、
「自己刺激を受けた動物、
つまり、”探索する“という事に
取り組んでいるマウスは、
ものすごく興奮して、
狂ったようにさえみえる。」
といいます。

ブリティッシュコロンビア大の
哲学の教授であるエヴァン・トンプソンは、
「哲学(知識への愛)とは、この探求衝動に基いている」
といいます。

エヴァンはこの探求衝動は、
芸術家や科学者の仕事と関わりのある原動力だと話します。

「もしあなたが芸術家なら、
つねに新しい表現方法、
新たな創造や伝えたいこと
などがあるでしょう。

世界は変化し続けているので、
それに応じて、新しいものを
創りだす必要があります。

良い科学者なら、
いつか科学に終りが来る、と
考えているとは思いません。

科学とは疑問を持つこと、
物事を新しい視点で見ること、
そして、新しい手段だからです。

科学には、終わりがないのです。」

あなたは、どうして子どもたちが
型にはまった教育や標準テストに
うんざりしているか疑問を持った
ことはないですか?

それは、子どもたちの自然な探究心を
押さえつけ、周囲に順応させるものだからです。

なぜ、多くの人が、雇われるより
起業することを選ぶのか、
考えたことはありますか?

それは探究心と発見が、
起業家精神の“核=コア”だからです。

目標を達成することではなく、
それまでの過程に喜びがあるからです。

もし今、あなたが答えを
探し求めているのであれば、
それはあなたが答えを必要と
しているからではなく、
探求することを愛してやまないからです。

旅そのものが、目的地である。
〜ダン・ウェルドン