ビジョンに生きた男

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あなたはトニー・シェイ
という人物を知っていますか?

トニー・シェイは靴の通販会社
「ザッポス」の元CEOです。

アメリカではカリスマ経営者として有名ですが
日本では知らない人の方が多いかもしれません。

ザッポスはわずか10年で
年商1000億円を達成しました。

また10のコアバリューという
企業理念をもとに社員が情熱を持って
働けるような仕組みづくりを行い
世界中で注目されています。

それを可能にしたのは
彼がザッポスの経営を通じて
『幸福』を追求していたからです。

 

しかし実はそんな彼が
2020年8月にザッポスの
CEOを引退・・・

それどころかその後
11月に火災事故が原因で
亡くなってしまったのです。

しかも当時の彼はアルコールや
薬物に苦しんでいたとのこと。

なぜここまでの大成功を収めた彼に
そんな悲劇が起きてしまったのか?

これについて僕のメンターが
あることを話してくれたのですが・・・

その内容がとても
興味深かったんです。

 

 

■トニー・シェイに起こったこと

 

前述の通りトニー・シェイは
ザッポスの経営を通じて大成功を収めました。

そこで築き上げられた魅力的な企業文化は
2009年にAmazonが1000億円で買収したほどです。

ちなみに当時、その買収について
トニー・シェイは最後まで反対していたそうです。

最終的には

「独立した文化を維持し経営を行う」

という条件付きで契約を
交わすことになりましたが
それだけ彼はザッポスの運営に
こだわりを持っていたんですね。

 

「ビジネスではお金ではなく
ビジョンを追いかけろ」

これは彼のいくつかの
スピーチを見ると必ず
出てくるメッセージです。

このメッセージが
彼の信念を表していますね。

では、そんな彼がなぜ
晩年においては薬物とアルコールに
依存してしまったのか?

それについて僕のメンターが
こんな事を話してくれました。

 

「トニー・シェイはザッポスを通じて
とても崇高な意識を持っていて

その意識が世界に大きな影響を与えた。

しかし、彼は会社を離れる事で
その崇高な意識からも
切り離されてしまった。

手元には十分過ぎるほどの
お金が残っていたはずなのに
それは彼の幸せには繋がらなかった。

意識のレベルが一気に落ち
低い次元に戻ってしまったことで
彼は生きる意味を見失って
しまったのではないか?」

 

と。

これはあくまで1つの考え方であり
真相は分かりません。

しかし僕はこれを聞いて
妙に納得してしまいました。

 

 

■意識がもたらすもの

 

僕がこの話から学んだ事は

「意識が人生の明暗を分ける」

ということです。

崇高な意識は世界に
無限の可能性と影響力をもたらします。

その反面で低い意識は時に
人の命をも奪ってしまうんです。

 

意識に応じて現実は作られる・・・

トニー・シェイは
それを教えてくれていると
僕は感じています。

 

例えば、現実世界における

 

・会社員と起業家の違い

・年商1億と年商100億の会社の違い

・運の良い人と悪い人の違い

 

それらは全て意識の違い
と言っても過言ではありません。

(ちなみにトニー・シェイは
自分は運が悪いと思っている人を
雇わないと言ってました。)

 

今、世の中で強い影響力を
持っているのは企業であり
ビジネスリーダーです。

じゃあその全てがザッポスのような
崇高な意識を持っているか?
と言われるとそうではありません。

むしろ利益重視の企業がほとんどであり
ザッポスのような企業が稀有なんだと思います。

 

しかしこれからの時代に必要なのは
利益優先のビジネスリーダーではなく

最盛期のトニー・シェイのように
真の幸福が追求できる人・・・

 

「世界を豊かにできるリーダー」

 

です。

そんなリーダーを増やさないと
本当の意味で世界が変わることは
無いのではないでしょうか?

そんなリーダーを増やすために
まずは個々が意識のスタンダード
上げることが最優先だと
僕は思っています。

 

残念ながら多くの人は
「リーダー」という言葉すら
敬遠していますから・・・

そこを変える必要があります。

例えば

「ウェルススペクトル」

というプログラムを使えば
あなたの叶えたい現実に必要な
意識を手に入れることができます。

 

・会社員

・個人事業主

・経営者

・投資家

 

それぞれの明確な意識の違いが
理解できるでしょう。

(他にも意識について扱う
プログラムや文献は沢山ありますが
どれも結構、難易度が高いです・・・

その点スペクトルはかなり
分かりやすい部類だと思います。)

 

こういったツールをうまく使って
一人一人が自分の意識を
底上げすること。

その上で、これまで世界中の
スタンダードになっていたような

「限りあるリソースを枯渇させる」

そんなビジネスではなく・・・

 

『持続可能な社会が実現できる!』

 

というビジネスを考えていくことが
これからの時代を担うリーダーとして
必要な心構えだと思っています。

ウェルスダイナミクスは
そんな次世代のリーダーを育てるために
非常に効果的なツールなんです。

もちろん僕自身も
まだまだ修行中なのですが・・・

本当の意味で社会を
豊かにできるリーダーを
目指して日々奮闘しています。

もし、あなたもそこに
共感して頂けたならそんな
嬉しいことはありません。

 

今日はかなり抽象的な
話になってしまいましたね。

でも、ここにピンときたら
是非もっとウェルスを深く
学んでみてください。

ウェルスという共通言語をうまく使って
豊かな社会を作り上げられる人
一緒に増やしていきましょう!

 

それでは本日も最後まで
お読み頂きありがとうございました。

 

岩下 知史(アキュムレーター)