フローに乗るために必要な8つの要素とは?
ウェルスダイナミクスは、
フローを扱う理論です。
Flow、すなわち流れです。
物事に取り組むときに、
高いパフォーマンスを出せる状態を、
フローに乗っている状態と言えます。
とどこおりなく、
物事が流れている状態を意味します。
ウェルスダイナミクスを実践することで、
フローに乗った状態に近づくことができるのです。
では、なぜウェルスダイナミクスを実践すると、
フローに乗ることができるのでしょうか?
その理由は、フローの概念を提唱した、
チクセントミハイ博士の言葉を借りることで、
理解することができます。
チクセントミハイ博士によると、
フローに入る要素として次のようなものがあります。
1、難しいことにチャレンジしていること
2、達成可能であると信じていることに取り組んでいること
3、自発的に物事に取り組んでいること
4、自分が何をしたいのか分かっていること、目標が明確なこと
5、ただちにフィードバックを得られること
6、どうやって行動すればいいか分かっていること
7、自分の能力を発揮して物事に取り組んでいること
8、今していることに完全に集中できること
ウェルスダイナミクスのプロファイルの数である、
8個と同じになりましたが、これは偶然です。
この中で、ウェルスダイナミクスのが特に有効なのは、
7、自分の能力を発揮して物事に取り組んでいること
8、今していることに完全に集中できること
この2点は自分のプロファイルを明確にして、
そのプロファイルの特性を活かして活動することで、
達成できます。
また、それ以外のフローに入る条件についても、
ウェルスダイナミクスが伝えている要素で
達成することができます。
6、どうやって行動すればいいか分かっていること
これは、最初はわからないかもしれません。
ですので、「どうやって」は、
後回しにしても大丈夫です。
今すぐにフローに乗れなくても、
それは、あなたが悪いわけではありません。
チクセントミハイ博士は、
TEDでの講演にてこんな言葉も残しています。
『10年間、特定分野の技術的知識に深く関わることがなければ、
何か創造的になるということはありません。』
10年間という数字は多少の個人差はある気がしますが、
一定の経験を積まない限り、
フローに乗ることが難しいということです。
つまり、フローに乗るためには、
自分が選んだ分野で経験を積んで、
基礎を築く必要があるということです。
そうすれば、「どうやって」はおのずから見えてきます。
フローに乗れなくて悩んでいたり、
成果が出ないと落ち込む必要はなく、
単に知識や経験が足りないだけであり、
必要なことを1つ1つやっていけば良いのです。
私自身、インターネットビジネスにしても、
ウェルスダイナミクスにしても、
やろうと思ってから実際にそこからお金が発生するまでは、
1〜2年の成果の出ない時期がありました。
その間は、本やセミナーで学んだり、
結果を出した人に会いにいったりしながら、
学んだことを1つ1つ実践していました。
難しいことに取り組むことも、
フローに乗るための条件の1つです。
だから、多少時間がかかるのも無理はないのです。
それでも、それが達成可能だと信じ、
自発的に楽しんでそのことに取り組むことです。
私も成果が出ない時期が、
楽しくないとは思いませんでした。
成果が出ないなりに、
そのときにできることを行動し、
1つ1つの結果を楽しんでいたのです。
ウェルスダイナミクスのプロファイルを知ることで、
自分自身がどの立ち位置で能力を発揮できるのかを知り、
その能力を活かす時間を増やすことに、
注力していきましょう。
その上でチャレンジングだけど達成可能な目標を見つけ、
1つ1つの行動に自発的に取り組んでいきましょう。
行動したことの結果を測定して、
フィードバックを得て検証をしていきましょう。
最後に動画を1つご紹介します。
フローの考案者、
チクセントミハイ博士がフローについて語った動画です。
約18分の動画ですが、
ここから学べることは多いかと思います。
日本語字幕もついていますので、
お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。
守屋信一郎(ロード)