人の○○を奪うな!

今日は

「これから講師・コーチを仕事にしたい!」

と思っているあなたに・・・
(もしくは既に仕事にされている場合も)

必ず覚えておいて頂きたい
ことをお伝えします。

それはタイトルにもある通り

「人の〇〇を奪うな!」

ということです。

これを意識しておくと
講師やコーチとして
間違いなく腕が上がります。

それどころかあなたの
信頼度は跳ね上がり
仕事がすごく楽になります。

 

ちなみに〇〇には
何が入ると思いますか?

お金、でしょうか?

確かにお金は奪ってはいけません・・・
が、今日は違います。

これまで色々学んできたあなたなら

「時間!」

と思うかもしれません。

確かに時間も重要!
なんならお金よりも重要!!

……ですが、それも違います。

あなたが講師・コーチとして
絶対に奪ってはならないもの。

それは・・・

 

ずばり

「経験」

です。

 

●相手が考える機会を奪っていませんか?

あなたが講師・コーチとして
腕を磨きながらクライアントの
信頼を得たければ

「クライアントの経験」

は絶対に奪ってはいけません。

「いや、そんなの当たり前でしょ?」

と思うかもしれませんが
講師・コーチをやってると
こんなケースがよく起こります。

 

相談者:
「最近、仕事がうまくいかなくて・・・
上司とうまくコミュニケーションを
取る自信が無いんです」

コーチ:
「なるほど、それなら
プロファイルを使うと良いですよ!
プロファイルとは・・・かくかくしかじか

あ、それから質問を
効果的に使うと良いですね。
良い質問とは・・・かくかくしかじか」

 

これ、講師・コーチあるあるです。

ちなみにこのやり取りには

「ある問題」

が隠れているのですが
それが何だか分かりますか?

・・・そう、このやり取りが
相手の経験を奪う行為なんです。

具体的には

「相手が考える機会を奪っている」

ということですね。

 

まず講師・コーチにありがちなのは

「アドバイスを求められて
答えを言ってしまうこと」

なんです。

特に講師・コーチを始めた
ばかりの人に多いです。

僕も最初はそうでした。

これがさらに酷くなると
アドバイスを求めてもいないのに

「あなたは〇〇の状態ですね。
もっと△△したほうがいいですよ!」

なんて言ってる人を
見かけたりもしますが・・・

これは場合によってかなり
ウザがられるので注意(笑)

まあそれは置いといて。

質問に対してアドバイスだけ
行うのは三流の仕事です。

 

あなたがこれから講師・コーチとして

「もっとクライアントの成長を促したい!」

と思うのであれば
意図的に相手が考える機会を作る
必要があるんです。

時にクライアントからは
冷たく思われることも
あるかもしれません。

「なぜ、教えてくれないのですか!」

と言ってくる人も
いるかもしれません。

しかしそれを突き放せるかどうか?
が、その後のクライアントの
変化に直結します。

講師・コーチが至れり尽くせり・・・
相手の面倒を見ようとすればするほど
クライアントはうまくいかない。

それが僕の結論ですね。

 

●行動してもらう時間を作ること

そして考えるだけではなく
行動してもらう時間も必要ですね。

確かに本を読んだり
誰かの話を聞くことで
学ぶことも多いです。

しかし本当の意味での学びは
自分の経験からしか得ることは
できないと思っています。

そう考えると質問に
対して答えだけ言うのは

「相手の経験を奪う行為」

そのものなんですよね。

 

もちろん場合によっては
アドバイスをして相手の
背中を押す必要もあります。

けどそれは全体で考えたら
ほんのわずかです。

人に何かを教える仕事をしていると

「クライアントのために
あれも教えなきゃ!これも教えなきゃ!」

となる気持ちはよく分かります。

けど、相手はそれらの
10分の1も受け取れません。

僕は100のアイデアを渡すより
1つの経験をしてもらう方が
何倍も成果が出ると思っています。

 

ちなみに経験、経験と言ってますが
なぜ経験が必要か?と言うと

「新しい気づきを得るため」

です。

同じ経験をしたとして
人によって気づきは
大きく異なります。

この自分なりの気づきが
脳を刺激して新たなアイデアへと
昇華されていきます。

クライアントに1つでも多くの
気づきを与える・・・

それが講師・コーチの
腕の見せ所というわけです。

 

●効率の良い行動から、質の良い気づきへ

ただ、そのためにはまず
あなたが様々な経験をして
沢山の気づきを得ておく
必要があります。

いくら行動だけ増やしても
そこから学ばないのは愚の骨頂です。

あなたはできるだけ

「効率の良い行動」

から

「質の良い気づき」

を得なければなりません。

 

ちなみにウェルスダイナミクス考案者である
ロジャー・J・ハミルトン
もともと建築家を目指していました。

しかしロジャーは

「有名な建築家のほとんどが
ある程度の歳をとってから成功している」

という事実に気づきました。

建築は1つ1つのプロジェクトに
数年をかける必要があるためです。

 

そこで彼は建築業界を諦め

「出版業界」

で起業をしました。

雑誌って場合によっては
週1ペースで発行される
ものもありますよね?

ということは

「その分、得られる気づきが多い!」

とロジャーは考えたわけです。

 

さて、あなたは今の環境で
どのくらいのペースで
新たな気づきを得ていますか?

週1?月1?

もしかして半年に
1回くらいですか(笑)?

週に1度、気づきを得る人と
半年に1回しか得られない人・・・

どちらの成長スピードが
早いかは分かりますよね。

 

というわけで今日は
経験と気づきの話をしました。

講師・コーチという仕事は
他業種に比べても
学習スピードが
求められる
仕事だと思っています。

自分の成長がそのまま
クライアントの成長に
繋がるからです。

もしあなたがこれから
講師・コーチとして成功したい!
と思うのであれば・・・

是非

「良質な経験と気づき」

を増やしてください。

そしてそれをクライアントに
伝えていってください。

ウェルスダイナミクスを使えば
1つの経験から得られる気づきが
どんどん増えていきますよ。

それでは本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。

 

岩下 知史(アキュムレーター)

 

P.S.

ちなみに先ほど

「行動の質」

と言いました。

最初は行動量も大切なのですが
質にこだわることも忘れてはいけません。

ではどうしたら行動の質を
上げることができるのか?

これがその良いきっかけに
なるかもしれません。

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このテストでは

「あなたらしく講師・コーチになる道のり」

が分かるようになっています。

もし興味があれば内容を
見ておいてくださいね。

それではまた!