人嫌いの末路
どうも岩下です。
「お前、社内で怖がられてるぞ」
会社員時代に上司が
僕に言った言葉です。
僕はむかし他人を全然
信用していませんでした。
周りは使えないやつばかり!
信じられるのは自分だけ!!
そう思い込んでいたんです。
今思い出しても当時は
かなりキツかったです。
毎日イライラしていて
誰かに八つ当たりしてました。
暴飲暴食して体重が
一気に増えました。
不安と自己嫌悪で
夜も寝れませんでした。
でも現在はビジネスでも
プライベートでも人を
頼りまくっています。
世の中の情勢は不安定ですが
毎日気持ちが安定しています。
イラっとしても数分で
元に戻ることができます。
不安があっても対応策を
思いつくことができます。
すごく楽なんですよね。
ではなぜ僕がここまで
変化することができたのか?
・1人で生きると何が起きるか?
・人が信用できない大きな理由
についてお話します。
●世の中にはろくな奴がいない
当時、僕は20人ほどのチームで
マネジメントをしてました。
それまで10年ほどホテル業界で過ごし
財政界の大物〜有名芸能人まで
何十万人というお客様を接客しました。
でも恥ずかしい話ですが・・・
その頃の僕は人が大嫌いでした。
あまりにも沢山の人を見過ぎて
「世の中にはろくな奴がいない」
そう思い込んでいたんです。
常にイライラしていて
会社のメンバーにも
厳しく接していました。
だから怖がられていたのでしょう。
その頃、知人からはよく
「目が笑ってないよね」
と言われていました。
●心の糸がプツンと・・・
それでも実績はあったので
最初は良かったんです。
でも次第に売上が落ち始め
・予算未達成
・部下は育たない
・人がすぐ辞めていく
そんな状態になって
僕はどんどん肩身が
狭くなってきました。
仕事の特性上から
昼夜問わず働いていたので
生活リズムもめちゃくちゃ。
前日17時から出社して
次の日の17時に退社。
帰りにラーメンや
牛丼を食べて帰って
家についたら寝るだけ。
そんなことを繰り返し
イライラして不安になり
焦ってまたイライラする。
すさまじい悪循環です。
一歩外に出ると周りは
敵だらけに見えました。
そんな状態が2年ほど続いたとき
いよいよ僕の心が限界を迎えました。
「あー、典型的な躁鬱病ですね」
精神科のドクターから
そう診断されたのです。
まさか自分が精神を病むなんて・・・
処方された薬を片手に
自分があまり情けなくて
帰り道に涙が出てきました。
●会社に行けない3ヶ月
その後、僕は休職して
3ヶ月会社を休みました。
最初はどうして良いか分からず
ほとんど家から出ずに
ぼーっと毎日を過ごしました。
「何が悪かったんだろう」
「どうしてこうなったんだろう」
夜もなかなか寝付けない
日々が続きます。
しかし、そんな中でも
体はきちんと回復するんですね。
しばらくすると薬も効いたのか?
少し気持ちに余裕が出てきました。
「このまま家にいても仕方ない」
そう思った僕は少しずつ
外に意識が向き始めます。
・心理学のはなし
・お金のはなし
・人間関係のはなし
など普段読まない本を読んだり
ネットで勉強を始めました。
そんな時にあるコミュニティを
通じて出会った人から
『ウェルスダイナミクス』
を教えてもらったんですね。
ここで人生が変わります。
●自分を認めた瞬間
「8つの才能と9つのレベル」
最初は小難しいことも
書いてあって全ては
理解出来ませんでした。
「ウェルス・・・って何?」
「富っていかにも怪しいじゃん」
「お金もうけの話かなぁ?」
そんなことを考えながら
資料に目を通していました。
そして僕は驚愕します。
僕がなぜ心を病んだのか?
答えがそこに載っていたからです。
その資料によると僕は
・才能の弱みばかり見ていた
・長く居続けると危険なレベルにいた
ということが分かりました。
でも何より1番の気づきは
「自分は悪い人間ではない」
ということでした。
それまで僕は自分のことを
「人が嫌いで性格の歪んだ奴」
だと思っていたからです。
「なぜこんなに人が嫌いなんだろう」
「なぜこんなに人に優しくできないんだろう」
そんなことを考えながら
イライラし続けていました。
でも人が嫌いというのは建前で
本当はそんな自分が嫌いで
仕方なかっただけなんですね。
ウェルスを知ったことで
僕も1人の才能ある人間だと
気づくことができました。
「そっか、このままで良いんだ」
それに気づいてからは
気持ちがスっと楽になり
自分のことを認めることが
できるようになりました。
そしてしばらくして
無事に職場へ復帰しました。
不思議なことにそれまでより
職場の人たちが温かく
感じたことを覚えています。
全ては自分次第なんですね。
●講師になるきっかけ
実際に講師を目指すのは
もう少し後なんですが
この体験は今の講師業の
基礎になっています。
この体験があったからこそ
今講師をやれていると思ってます。
(あと、ほんの少しの目立ちたい気持ち)
よく、講師を目指す際に
特定の知識を学ぶことから
始める人が多いのですが
大切なのは「経験」です。
学生時代も知識ばかりの先生より
自分の面白い体験を語ってくれる
先生の方が人気ありませんでしたか?
あれと同じです。
僕の場合は人嫌いから
始まりましたが、あなたにも
何かしら問題を乗り越えた
経験があると思います。
そういった経験が
誰かに勇気を与えます。
知識はそのあと。
その経験にウェルスダイナミクスを
加えてあげればそれは立派な
コンテンツになるでしょう。
もしあなたも
・なぜか毎日イライラする
・人に優しく出来ない
・上司から評価されない
・講師スキルに自信がない
と思ったらウェルスダイナミクスが
道を開くきっかけになるかもしれません。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
岩下 知史