伸びる社長の4つの思考

私は多くの社長たちに話を聞くチャンスがあります。
今日はそんな彼らの「思考」の共通点を分かりやすくお伝えしたいと思います。

彼らの考え方をモデリングすれば、それが「起業家精神」であり「成功の思考」という解釈もできます。

 

1)「顧客目線」

彼らは給与を顧客からもらっています。
だから、彼らにとって雇用者は顧客であるとも考えているのです。
そして、社員を販売会社(ベンダー)とも。

そんな設定のもと、自身は顧客の立場から物を見るので、社員が適切な仕事をしないとムカッとするのです。

私の知ってる社長たちは、顧客に対して文句は言わないし、不機嫌にサービスを提供したりしません。
なぜなら、自分たちが顧客に対して一生サービス提供者であり得ると思っていないからです。
今回は、顧客が選んでくれただけと理解しているからです。

そのような前提を持つ会社の方が、そうでない会社よりいいサービスを提供するであろうことは想像するに容易いですよね。

 

2)「オーナー目線」

数パーセントであったとしても、投資家、株主がビジネスに関与している場合。
社長には会社を健全に安全に経営し、投資家たちにリターンを生み出す責任があります。
その手前のプロセスに利益があり、売上があります。

簡単に言うと、彼らは最後の最後まで責任を取ります。

たとえば、あなたがウェイターで、テーブル1-10までを任せられていたとします。
そこで「テーブル10」が他のウェイターの担当に変更されたとき、社長たちは「テーブル10」を最後まで見届けます。
「テーブル10」でその後に起きたトラブルに関しても責任をもって関与します。

 

3)「個人責任」

結局、ビジネスほど、社長を綺麗に投影するものはありません。
社内に良くないことが起きたとき、私の知ってる社長たちは、それを個人的に受け取ります。

そして、そのような社長たちと上手くコミュニケーションをとるためには、あなた自身にも同じことをすることをお薦めします。

だから、多くの人にとって「社長は厳しい」と映ったりします。

 

4)「真剣の使い手」

彼らは竹刀を使っているわけではありません。
常に本物の真剣を使っています。

分かりやすく表現すると、彼らの、あるいは彼らの家族の安泰は直接ビジネスに繋がっています。
反対に、被雇用者(サラリーマン)は多くの場合、仕事でどんな損害を作ろうとも給与が減ったりしません。

これが、また「社長は厳しい」と感じられてしまう所以かもしれません。
私的には、「厳しさ」なしで会社の経営をできる人を想像できませんが。

 

起業家、社長と呼ばれる人たちには、このような共通点があります。
彼らと仕事をする際、これらを知っていると効率よく仕事をしていくことができるでしょう。

コミュニケーションを取ったりするとき、是非思い出してみてください!

 

(社)日本適性力学協会
代表 宇敷珠美