クライアントを窮地から救う“シンプルな解決策”

こんにちは!岩下です。

前回お送りした

「クライアントが行動しない本当の理由」

を読んでくださった方々より

「非常に勉強になった!」
「続きが楽しみ!」

という感想を頂きました。

とても嬉しいことですね。

 

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さて、今回は前回に引き続き

「成果が出る人・出ない人」

について更に詳しくお話します。

 

●“シンプルなあること”とは?

 

前回、成果が出づらい
クライアントについては

「本人に余裕がない」

というのが1番の原因であり
それはまるで

「ガス欠寸前の車の運転手」

と同じ状態なんだよ
という話をしました。

 

そして、僕の経験上
そういった方には

“シンプルなあること”

をお伝えすることで
変化を促してきました。

 

ではその

“シンプルなあること”

とは?

結論から言うとそれは

・お金と時間の使い方を見直す
・明確な責任を背負う

の2つです。

 

余裕のないクライアントの頭の中では
コーチのアドバイスに対して

「確かにそれは分かっている。
・・・でも私の場合は〇〇なんだよね」

という無意識の言い訳
生まれていることがほとんどです。

 

そしてこの〇〇に入るのは

・お金か時間

であることが多いんですね。

「お金がないからできない」
「時間がないからできない」

という考えが根本にあるんです。

 

お金・時間がない!という思考は
人の判断能力を奪います。

つまり「余裕がない」状態
生み出しているんです。

 

ただし、勘違いしやすいので
補足しておきますと

お金・時間がなくなる
→だから余裕がない!

のではなく

余裕が無い状態を自ら生み出す!
→だからお金と時間がなくなる
(実際はあるんだけど・・・)

ことを覚えておいてください。

 

そしてこういった状態が更に

・私には勇気がない
・私には才能がない
・私には人脈がない

という思考を生み出し最終的には

「これは親・会社・環境のせいだ!」

という極端な結論に
結びつけちゃうんですね(苦笑)

 

なので、僕の場合も
クライアントには何よりも先に

・お金と時間の管理

を徹底してもらうことで
余裕のない状態を脱却してもらいます。

 

 

●お金と時間の管理

 

具体的には家計簿をつけて
日々の時間の使い方を洗い出します。

「あと100万円あれば
毎月の生活に余裕が持てるのに!」

と言っている人は
たとえ1,000万円あっても
余裕が無いままだったりします。

 

「会社さえ行かなければ
もっと勉強する時間があるのに!」

と言っている人は
会社を辞めても勉強しません。

 

まずはお金と時間の無駄を省くことで

・毎月の収支をプラスに保ち
・自分と向き合うのに十分な時間を確保する

ことで慢性的な不安やストレスを
減らすことを目的にしています。

よほどの環境でない限り
これは誰にでも可能なことです。

 

 

●明確な責任を背負う

 

更にガス欠ドライバー状態を
抜け出すためには本人が

「変化を起こす責任」

を背負う必要があります。

 

そして、その責任は
自分自身ではなく

「自分より大きな存在」

に対して負わなくてはなりません。

 

自分より大きな存在とは
ほとんどの場合においては
「家族」が当てはまるでしょう。

大切な家族が命の危機に直面したら
あなたは自分の命に代えてでも
守ろうと思うはずです。

この大きなパワーが責任であり
成長へのモチベーションとなります。

 

責任の対象はもちろん恋人や
ビジネスのお客様でも良いですし
もし上記にピンとこない場合は

「コーチへの報告義務」

を明確に作ってあげると良いですね。

あなたはクライアントが
お金と時間の管理を
逐一報告できるような環境を作り
クライアントの行動が
習慣化されるまで見守ります。

「やばい!〇〇コーチに報告しないと!!」

という焦りもクライアントに
とっては立派な義務です(笑)

責任と義務
クライアントの意識を変えます。

 

 

●当たり前のことをやる

 

これらのポイントは
一見当たり前に見える・・・

いや、見えすぎてしまうがばかりに
多くの人が見逃してしまいます。

それに気づかないまま
いくら上質な情報やツールを使って
価値のあるコーチングや
コンサルティングを行っても
クライアントに届かないんです。

こういった“当たり前の行動”が
少しずつクライアントの意識を変え
お金と時間の余裕を生み出します。

 

そして僕の経験上
物理的だけでなく精神的に
余裕のあるクライアント
こちらが何も言わなくても
勝手に行動して結果を生み出します。

 

ちなみに今回のお話は

「ウェルススペクトル」

という理論の一部として
説明されている方法です。

ウェルススペクトルは
考案者のロジャー・J・ハミルトン氏が
プロファイルを元にクライアントへの
トレーニングを行なっていた時、

 

「なぜ、同じプロファイルなのに
こっちは成果が出て
もう一方は成果が出ないのだろう?」

 

という疑問から開発されたそうです。

まさに今回のテーマに
もってこいの理論というわけですね。

 

実際に僕の周りでも
スペクトルを学んだ
コーチや経営者の方は

「なるほど・・・だからあの
クライアントは成果が出なかったのか」

とか

「これまで何を言っても響かなかった
うちの社員に時間とお金の管理を報告させたら
びっくりするほど変化が現れた!」

といった気づきをシェアしてくれます。

 

是非、あなたも

「なかなかクライアントの成果が出ない!
私のスキル不足なのかな・・・」

と思う前にウェルススペクトル
という観点からクライアントの状態を
判別してみてください。

これまで扱ってきた手法とは
全く異なる視点で
クライアントを成功へと
導くことができるはずです。

 

これを読んでもしあなたも
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本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました!

 

岩下 知史