3ステップでできる「お金の管理術」

「俺ってさ、宵越しの金は持たない主義なんだよね。
だから稼いだ金は残さず、全部使うようにしてるよ。
貯金とか意味ないから、成長するためには投資しなきゃ!」

「うわー!〇〇さんかっこいい〜!」

・・・

これはセミナー業界の
ある起業家コミュニティで
やり取りされてた会話です。

あなたはこのやり取りを
聞いてどう思いますか?

 

「稼いでる人は考え方が違う!」

「やっぱ投資が必要なのか!」

 

なんて思わないで下さいね。

 

もちろん、投資は必要です。

何かしらのリターンを得るには
お金をかける必要があります。

ただし、だからと言って

「今あるお金は全て使え!」

はとても危険な思考です。

 

でも実際にセミナー業界や
コーチング業界には他にも
似たような方が沢山いるように思います。

例えば薄利多売の小売業界などでは
お金と在庫の管理が全てです。

在庫をコントロールして
常に動いているお金の流れを良くしないと
ビジネスが成り立ちません。

それに比べてセミナー業界は
厚利少売(高単価を少人数に提供する)
サービスを扱っていることが多いです。

そのため、お金の出入が少なく
管理が大雑把になるのかもしれません。

会計のプロに任せずに
個人事業やフリーランスで
事業を展開する場合は尚更です。

 

「いやいや、稼いでいれば問題ないでしょう?」

と思う方もいるかもしれません。

確かに「稼いでいるうちは」良いのです。

しかし、上手くいく時期もあれば
上手くいかない時期もあるのが世の常。

普段からお金を管理するクセ
つけておくに
越したことはありません。

というわけで今日は、ビジネスにおける
“お金のセンスを磨く”ための!

 

「3ステップでできるお金の管理術(家計編)」

 

をお伝えしておきます。

家計が管理できないと
ビジネスのお金も管理できないですからね。

ちなみに今日ご紹介する方法は
昔、僕自身がお金に困っていた頃に
あるアドバイザーから教えてもらった方法と
独自に学んだ方法をミックスしたものです。

僕もこれを始めてからは
きちんと手元にお金が残るようになりました。

 

もし、あなたが

「収入は増えたのになぜか
手元にお金が残らない・・・」

と感じていたり

「これから起業をするにあたり
お金と上手く付き合っていきたい!」

と考えているならこれを
読んでおいてくださいね。

 

 

■お金の学びは必須

 

本題に入る前に確認です。

あなたはこれまで
お金に関して何かしら
勉強したことはありますか?

貯金の仕方でも
資産運用の仕方でも
何でも良いです。

 

もし「NO」の場合は
早めに学ぶことをオススメします。

と言ってもひとまず
5冊くらい本を読めばOK。

金融理論とか分厚い本を
読む必要はありません。

本屋に行って

「お金のコーナー」

を探して、そこから
好きなものを選んで下さい。

すると恐らくどの本にも
似たようなことが書いてある
と気づくはずです。

 

それを踏まえた上で今日は

「家計簿」

の話をします。

ウェルスダイナミクス(WD)考案者の
ロジャー・J・ハミルトンは

「事業計画より先に
個人の収入プランを設定すること」

を重視しています。

その理由が気になる場合は
あなたがこれから読む本の中に

『才能は開ける/ロジャー・J・ハミルトン著』

を加えておいてくださいね。

 

では家計簿について
管理の方法を教えます。

それは

 

  1. お金を測定する
  2. カテゴリー別に予算を立てる
  3. 予算内でやりくりする

 

です。

「なんだ、それなら既にやってるよ」

と思ったあなた・・・
少し待ってください。

これまで出会ったクライアントも
そう思ってる方は沢山いました。

ただ、詳細を聞いてみると

 

「1. お金を測定する」

 

で止まっていることが
ほとんどなんです。

でも重要なのは

 

「3. 予算内でやりくりする」

 

です。

これができていない方が
非常に多いんですね。

どういうことか?

説明しますね。

 

 

■完璧主義は捨て去る!

 

まず最初は

「1. お金を測定する」

からスタートします。

測定とは

「何に対して?いくらお金を使っているか?の把握」

です。

いわゆる家計簿をつけることです。

 

方法はいたってシンプル。

「必ずレシートを保管して家計簿をつけるだけ」

です。

アプリで管理しても良し。
エクセルを作っても良し。
ノートに書いても良し。

方法は何でも良いです。

 

ただし、注意点としては

「細かく管理しすぎないこと」

ですね。

家計簿が苦手な人がよくやってしまうのが

「1円のズレもなく管理しようとすること」

なんですね。

僕はそこまでやる必要は
ないと思っています。

 

例えばスーパーのレシート1枚について

大根1本が169円
人参1本が62円
コーヒー1本が83円

・・・では無く

「食費の合計〇〇円」

として計上すれば
OKということです。

ちなみに僕は全て試して
アプリを使うスタイルに落ち着きました。

ここまでなら既に
行なっている人も多いです。

 

 

◾️測定だけでは意味が無い

 

次のステップは

「2. カテゴリー別に予算を立てる」

です。

先に言っておくと
家計簿をつける(お金の測定)
だけではあまり意味がありません。

いくら使ったか?を把握するだけで

「いくら使って良いのか?(予算)」

を把握していないからです。

 

これはお金の勉強を
している方なら聞いたことが
あるかもしれませんが

 

  • 生活費
  • 貯金
  • 遊び用

 

などのカテゴリーで分けて

「1ヶ月ごとの予算」

を決める必要があります。

ここについては色んな
パターンがあると思いますが
僕のオススメは

 

  • 生活費
  • 貯金
  • 投資
  • 遊び
  • 寄付

 

5つで分けることです。

もちろん理由もありますが・・・

気になる場合は

『ミリオネアマインド 大金持ちになれる人/ハーブ・エッカー著』

を読んでみてください。

(多少極端な表現も出てきますが
お金の本質は掴めるはずです。)

 

 

◾️挫折ポイントを解消する

 

そして3つ目が

「3. 予算内でやりくりする」

なのですが・・・

実はこれが最も
挫折しやすい段階です。

なぜなら多くの場合で

「2. のカテゴリーを
口座ごとに分けて管理する」

みたいな方法が
すすめられているからです。

しかし、これはあまり
現実的ではありません。

実際やってみれば分かりますが
結構面倒なはずです。

一部銀行を除いては
個人が持てる口座の数も限られていますしね。

 

なので僕はそれを解消するために

「手元で管理する方法」

をオススメします。

方法としては

 

100均などで小さな箱を5つ買う

毎月頭に2. の5つのカテゴリー毎に
決めた予算を銀行からおろす

準備した箱に振り分ける

毎回お金を使うときは
箱から取り出して使う

使った分のレシートは
箱に戻して残額を管理する

 

です。

———————————

<ルール補足>

ここで実際使うのは、生活費遊びの箱です。

もし月末になって生活費が余ったら
貯金へ回します。(翌月に繰り越さない)

遊びは月内で
“必ず”使い切ります。

是非普段はしない事に使ってください。

貯金は基本使わず。

投資はある程度まで貯まるまで使わず。

寄付は寄付に使うこと。

———————————

 

口座だと面倒なので
一気に手元に用意して管理してしまおう!
ってことです。

 

「え、家にお金を置くのって危なくない?」

「うちは家のローンも
子供の学資保険も払ってるし
そんなの無理よ・・・」

 

とか思うかもしれません。

が、本気でお金と向き合いたいなら
言い訳せずに試してください。

出来る範囲で行うなど
自分なりに応用を効かせてみましょう。

僕はアドバイザーから
この方法をすすめてもらって
その日のうちに100均へ行って管理を始めました。

当たり前ですが、
お金は残りますよ。

 

 

■お金を稼ぐ前に・・・

 

どうしても「お金」と聞くと
「稼ぐ」がすぐに出てくる人が多いようですが・・・

収入だけ増やしても管理ができなければ
まるで意味が無いんです。

むしろ扱うお金が増えるぶん、
失敗した時の痛手も大きくなります。

 

あなたが将来的に、沢山のお金を稼いで
お金に困らないようにするために

「お金の管理術」

は必ず身につけておいてください。

あなたの成功スピードが
アップするはずです。

 

というわけで。

本日は

「3ステップでできるお金の管理術(家計編)」

をお伝えしました。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

岩下 知史(アキュムレーター)

 

P.S.

ちなみに僕にこれを教えて下さったのは
ウェルスダイナミクスのトレーニングディレクターである
瀬賀さんです。

当時の僕はまさに

「収入は増えたのにお金が残らない・・・」

って感じでした。

が、この方法を聞いて一気に
お金の考え方が変わりました。

アドバイザーの存在は大きいです。
瀬賀さんには感謝しかありません。

瀬賀さんの貴重なアドバイスと
僕の体験がこのメルマガを通じて
似たようなことを思っている
多くの方に届くことを願っています。