毎日ものすごくイライラしていました

こんにちは、スターの岩下です。

私は今でこそウェルスダイナミクスの講師として
活動していますが元々はホテルマンとして
延べ20万人以上のお客様を接客し
一部上場企業でのマネジメントをしていました。

しかし人間関係や仕事上のストレスで心の病にかかり
会社を休業している時期がありました。

そこからウェルスダイナミクスを知り
自分の強みにフォーカスすることで立ち直ることができた、
という過去があります。

その過去についての話は、
前回の寄稿回に書きました。

見ていない方はこちらでご確認ください。
→ 自分の価値を最大限発揮するには?

私からはその頃の成功や失敗の体験談をもとに
組織の中で使えるウェルスダイナミクス活用方法
のヒントを色々お伝えしていこうと思います。

当時、まだウェルスダイナミクスを知らないころ
私は部下だったAさんという方に
毎日ものすごくイライラしていました(笑)

Aさんはいわゆる「仕事が出来ない人」として
他部署からも目を付けられていて
何をやっても空回りしていました。

でも年齢は私より上だったので
早くチームを牽引できる
リーダーになってもらいたい、
という想いで私も厳しく指導していました。

しかしながら

・他メンバーへ的確な指示ができない
・仕事が遅くて残業が多い
・いつ見ても「それは意味があるの?」
と思ってしまうような細かい作業ばかりやっている

そんなAさんを見て私もイライラしっぱなし・・・

そういったストレスフルな時期を過ごしつつ
私も前述のような状態に陥ってしまい
しばらくの休業期間を経て
ウェルスダイナミクスを学ぶようになりました。

そうして職場復帰した私が気づいたこと

それは

「自分のチームが多様な才能を持った
メンバーで構成されていた」

ということでした。

もちろんウェルスダイナミクスは
自分自身の特性を知ることが第一のステップとなりますが
それはすなわち他人の特性を知ることに繋がります。
これは私にとってとても大きな気づきだったのです。

Aさんの例をとって考えてみます。

例えば私の思う理想のリーダー像とは

「みんなの注目を浴びながらどんな時でも明るく
メンバーのモチベーションをあげるように
未来を見せてあげられる人」

でした。

それまでの私はこれが出来るのがリーダーであると
勝手に思っていたのでそれをAさんにも求めました。

しかしAさんは思うようにそれが出来ません。
そんな彼を見て私は

「なぜ”そんなこと”もできないのか?」

という負の思考にずっと囚われていました。
しかしこの

”そんなこと”

というのは実は

「私にできてAさんにできないこと」

つまり私にしかできないこと=私の強み
を表していたのです。

「みんなの注目を浴びながらどんな時でも明るく
メンバーのモチベーションをあげるように未来を見せてあげられる人」

というリーダー像はウェルスダイナミクスにおける
プロファイルでいうと
「スター」が得意とする手法なんです。

私のプロファイルはスターなので
無意識のうちにこれを体現していました。

ではAさんのプロファイルは・・・?
というと当時の私の分析では

「トレーダー」だったのです。

トレーダーは

【強み】
・地に足がついている
・適正価格がわかる
・他の人が見落とすことまで見ていることが多い

【弱み】
・仕事にうもれてしまう
・部分を見て全体像を見失うことがある
・自信を無くすことがある
・長期的展望が見えづらい

という特徴をもっています。

長期的展望が見えづらいというポイントからも

「メンバーに未来を見せてあげる」

という私にとってはできて当たり前のことが
Aさんにとっては大変なことだったのかもしれません。

またトレーダーは人前に立って目立つことを好みません。
そういったことからも私とはほぼ反対のタイプでした。

しかしです!

ここでAさんの「強み」にフォーカスした時に
私は更に様々なことに気づいたのです。

私がAさんにイライラしていたポイント

・他メンバーへ的確な指示ができない
・仕事が遅くて残業が多い
・いつ見ても「それは意味があるの?」
と思ってしまうような細かい作業ばかりやっている

はトレーダーの強みがあるからこそ
の行動であると言い換えることできます。

Aさんが時間をかけてやっていたこと
を具体的に振り返ると

・お客様の予約管理
・イールドコントロールと呼ばれる、お部屋をいくらで売るか?
という価格調整でホテルの売上を決定する作業
・他メンバーがやり残していた作業等

といった地味だけどとても大切な仕事ばかりでした。

これはトレーダーが持っている

・地に足がついている
・適正価格がわかる
・他の人が見落とすことまで見ていることが多い

という強みを体現した内容でした。

Aさんがこれを地道にやっていてくれたからこそ
私は自分の好きなようにマネジメントを行い
結果を出すことができたんだな、と改めて実感しました。

私は自身のマネジメントに
ウェルスダイナミクスの理論を取り入れて
Aさんにも接するようになりました。

それ以降、Aさんは自分に自信を持って
仕事に向き合うことができ
徐々にチームの信頼を
勝ち取ることができるようになりました。

ウェルスダイナミクスを学ぶまでは

「相手の弱み・無いもの」

にフォーカスして勝手にイライラしていました。

でもそれ以降は

「相手の強み・あるもの」

にフォーカスしたおかげで
メンバーへ感謝をすることが
できるようになったのです。
それがAさんのモチベーションアップにも繋がりました。

ほんのわずかな違いですが
ウェルスダイナミクスを知らなければ
いまだに同じことを繰り返していたかもしれません。
ウェルスダイナミクスにはより実践的な活用方法が
まだまだ沢山ありますので
まずは全国のプラクティショナーが開催している

「ウェルスダイナミクス1日集中講座」

を受講することをおススメします!

そこで活きた情報を学んで
ご自身の組織でも是非活用してみてくださいね。

→ ウェルス集中講座の日程はこちらで確認できます。

お近くの入門講座に参加してみてください。

岩下知史(スター)

 

Photo credit: access.denied via Foter.com / CC BY-SA