不動産・建築業界のVR革命児

Startup GRIND TOKYOとは

あなたは、Startup GRIND TOKYO
(スタートアップ グラインド 東京)
をご存知でしょうか?

全世界120ヵ国・350都市・100万人の
起業家を繋ぐネットワークであり、
Google for Entrepreneursという
Googleが選んだ起業家支援団体の一つです。

(社)日本適性力学協会では
この団体の日本スポンサーとして
Fireside Chat(以下、FSC)
というインタビューイベントを毎月開催。

このイベントでは、毎回、
豪華で素敵な起業家や経営者をお招きし
Firesideの名の通り、
暖炉を囲むような近い距離で
宇敷代表とのトークライブを楽しむことができます。

5月は、女性起業家月間!
今回は、ディスカヴァー手帳でも同じみの
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
取締役社長〈干場 弓子氏〉をゲストにお迎えします。

5月のFireside Chat
https://firesidechat2019-5-15.peatix.com/

 

不動産業界のVR革命児、多田英起氏をプロファイリング

さて先月の3月は、
不動産・建築業界にVR(ヴァーチャルリアリティ)を
使って革命を巻き起こしたナーブ株式会社
代表取締役〈多田 英起氏〉をゲストにお迎えしました。

今月は複数の回答から多田社長を紹介していきます。
ぜひ多田社長のプロファイルを考えてみてください。

 

「VR内見™️」とは?

◼︎はじめに、ナーブ株式会社を簡単に紹介すると・・・

・2015年10月に設立。
・2016年より不動産・建築業界に「VR内見™️」の提供を開始。
・大和ハウス工業株式会社など多くの企業が利用し、現在は全国4,000店舗に展開。
・現在は、旅行・航空・船舶・自動車など業界を越えてVRソリューションを提供中。

「VR内見™️」
VR(バーチャルリアリティ)による不動産内見を可能にし、
集客力と成約率を向上させる物件管理システム。
店舗にいながら150万戸以上のVR内見™️が可能。

今回は多田社長の会話からVRやビジネスにおけるヒント、
そして、ぜひプロファイルを当ててみてください。

 

2,900万件の嘘

ー多田社長が展開するVRビジネスを教えてください。

多田社長:
「ライフスタイルVRと言う分野をやっています。
家を買う、ウェディングなど人生には1回、2回しか経験しないことに、
人はそんなに勉強しないし、情報のギャップが発生しやすい。
そして、シンプルに業界に対する不信感が生まれるんですね。

インターネットで調べると、
[不動産 嘘]で1,990万件
[ウェディング 嘘]で2,900万件
も出てきます。

一生懸命みんなやってるのに、ギャップが起こる。

そんな人にVR=仮想体験をさせることで情報のギャップをなくす。
もっと感情的に訴えかける。住みたいところに住みたいじゃん!
これからは不動産屋も不動産も家に来てくれる時代です。

 

エコシステムと世界で一番

ーVRの内見の映像は多田社長たちが撮りに行かれるのですか?

多田社長:
「エコシステムを気にしているんですよね。
不動産会社でも撮れるようにしています。
撮り方によってセンスが出るのでAIを使い、
プロカメラマンのように連写し、最適なものを出力する。
そんな一連のエコシステムを作っている。

VRのデータは250万件持っている。
これはおそらく世界で一番です。

 

没入感より必要十分あればいい

ーナーブのVRのデザインについて教えてください。

多田社長:
「VRフィットネスを展開したときにアンケートを取ってわかったことがある。
・楽しい・・・5点満点
・友達に紹介したい・・・5点満点
・もう一回やってみたい・・・1点

VRはリピーターが圧倒的に少ないんですよね。
これは準備が大変なことが挙げられる。
衛生マスクや髪型を気にするし、
女性はファンデーションが落ちてしまう。

そこで、ナーブのVRは望遠鏡をイメージしたんです。
没入感よりも必要十分があればいい。
実際に60回提案してたくさん失敗した結果がこれです。」

 

事業拡大は新しい船を作ればいい。

現在は不動産だけではなく、旅行・航空・船舶・自動車など業界を越えて
VRソリューションを提供し続ける多田社長。
事業拡大の仕方について聞かれると、こう答えます。

多田社長:
「やりたいことをやったのが一番大きい。
なんでも共通の課題があると思う。
例えば、ホテルに泊まるとイメージと違って後悔することがある。
それをさせたくない。

不合理に世の中できている。
その中で新しいルールを作って変えてみんなが幸せになることは無理。

であれば、新しい船を作ればいい。
全く新しい船ならWin-winを簡単に作ることができるんです

 

「いつから営業をかけ始めればいいですか?」

Q&Aのコーナーでは参加者より、
「新しいビジネスを立ち上げた際に営業活動をいつから始めるべきか?」
という質問が入りました。
それに対して多田社長は以下のように答えます。

多田社長:
「パワーポイントドリブンって呼んでる。
パワポで売れなかったら売れないんですよ。
どんだけ早く開発できようが、パワポの方が早いんですよ。
だからシステムができる前から注文は受け付けるべきだし、
ベータ版からドンドン世の中に出すべき。
そして、お金を払ってもらうこと。
そこで初めてユーザーも本気になるんですよ



さて、多田社長のプロファイルはなんだと思いますか?
ぜひみなさんの考えや意見を聞かせてください。

今回のFSCの様子はYouTubeでも無料配信されています。
ぜひご覧くださいね。

https://youtu.be/xi5HMzfbTms

 

さて、それでは私の見解です。

↓ ↓ ↓

私は、多田社長のプロファイルを
”ロードorメカニック”と推測します。

理由:
・全体的に受け答えには数字的な根拠が出てくる。
(検索ヒット数、アンケート結果、VRデータ数等)
エコシステムを大事にしている
・没入感より必要十分
・ルールを変えるよりも新しいルールを作る
・何事も改善が前提になっている

今回は全体を通じて数字を使った根拠説明が多かった印象です。
また、VRゴーグルは没入感よりも”必要十分”が大切だと答えたあたり。
これは実績や確実性に重きを置くスチール特有の受け答えです。

また、パワーポイントドリブンの不完全でもアウトプットしていく話や
ルールを変えるよりも”新しい船”(=新しいルール)を作る話など
改善と創造はメカニックの要素も垣間見えますよね。

ということで・・・
今回の多田社長は、 ”ロードorメカニック” と推測します!

みなさんは多田社長のプロファイル、どう考えますか?

今回のFSCの様子はYouTubeでも無料配信されています。
ぜひご覧くださいね。

https://youtu.be/xi5HMzfbTms

 

毎月素敵なゲストから起業秘話を聞くことができる
〈Fireside Chat〉

次回は、5月15日(水)19:00-@渋谷で開催。
女性起業家月間!
今回は、ディスカヴァー手帳でも同じみの
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
取締役社長〈干場 弓子氏〉をゲストにお迎えします。

https://firesidechat2019-5-15.peatix.com/

ぜひ、みなさんをお待ちしています!
会場でお会いしましょう。

 

宮本 伸男(メカニック)