ジャパネットたかたのプロファイルは?
ジャパネットたかたの高田明社長をご存知ですか?
テレビ通販で独特の喋り方で商品を売っているので、
おそらく、見たことのある方が多いと思います。
そんな高田社長のプロファイルは、
「トレーダー」
です。
ちょっと意外に思いませんか?
目立っているからスターなのではと、
思われる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、高田社長自身が前に出て、
広告塔となっている部分もあります。
ですが、彼のビジネススタイルはまさに「トレーダー」です。
例えばインタビューでのこの一言。
「わたしは『何かをしなければと思ってやる』のではなく、
『やるだけの必然性があるからやる』というタイプ。
最初からラジオの次はテレビと計画していた
わけではありません。テレビをはじめて、
毎日情報発信する必要があったから、自分たちで
自由に使える自前のスタジオを作ったわけです」
(テレビではわからないジャパネットたかたのすべて より引用)
このように、
「来たものをやる」
その場その場の現場において
積み上げることでビジネスを展開していくのは、
とてもトレーダー的です。
イノベーションはあまりありません。
その代わり、そこには安定感があり、
地に足がついています。
トレーダーはまわりの人たちを見ながら、
自分自身で実行するのを好みます。
チームを落ち着かせ顧客を満足させることで、
役割を果たしていくのです。
創業当初は、地元の温泉の宴会場に、
毎日通いつめて、持参したカメラで
観光客の撮影を行っていたそうです。
観光客向けの写真撮影サービスです。
わずか23分で現像できるのが売りだったようで、
「これさえあれば、地域で1番になれる」
と確信をしていたそうです。
このように高田社長が、
「これだっ!」と思った魅力的な商品を見つけ、
次々と取り入れることで商売を育てるスタイルが、
ジャパネットたかたの基本になっています。
トレーダーが富を築く瞬間は、
「チャンスやトレンド、
売買するものの価格差を分析すること」
です。
チャンスや商品を見つけるための活動が、
まさに、富を築く瞬間になっているのです。