「適切な行動の見極め」のお話

早速ですが、問題です!

 

Aさんが

「家から最寄り駅まで行きたい」

という場合、
どういう手段で駅に向かうのが
一番いい方法でしょうか?

……

………

答えるの、難しいですよね。笑

Aさんがどういう場所に住んでいて、
駅までどれくらい距離があるかで変わります。

 

駅のすぐ近くに住んでいれば
徒歩かもしれませんし、
結構な距離があれば
自転車やバスかもしれません。

バスが通っていない地域に住んでいるなら、
自家用車という可能性もあります。

免許を持っていない場合は、
誰かに頼んで車で送ってもらう
必要があるかもしれません。

 

何が言いたいかというと、

「現在地から目的地まで向かうには、
 状況によって手段が変わる」

ということです。

 

今回は、

「行動しているんだけどなかなか結果が出ない」

という人に向けたお話です。

 

あなた自身や、
あなたのクライアントさんが

「もっと結果を出したい!」

と考えているなら
このまま読み進めてくださいね。

 

 

 

●その行動、適切ですか?

これは過去、実際にあった
Bさんのケースです。

 

「家計のお金の流れを改善したいです。
 これまでお金の管理が苦手で、何もしてませんでした。

 これからはお金のことをしっかり管理したいと思って、
 今、簿記の勉強をしています!

 知識が身についたら、
 しっかり管理していきます!」

 

このBさんの発言について、あなたはどう感じますか?

適切だと感じますか?
それとも不適切だと感じますか?

 

私がこの時Bさんに問いかけたのは、

「その勉強、今必要なことでしょうか?」

ということでした。

 

簿記というのは、

「企業の経営活動を記録・計算・整理して、
 企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能」

です。(出典:東京商工会議所検定サイト)

 

Bさんが改善したいことは
家計のお金の流れ」であって、
企業のお金の流れ」ではありません。

 

Bさんがまずやるべきことは、

 

●「毎月いくら入ってきて、何にどれくらい使っているのか」
 を把握する

●「収入のうち、何にいくらまで使えるのか、いくら貯金するのか」
 を可視化する

●上記2点から、無駄になっている部分を修正する

●必要に応じて働き方を見直す

 

こういったことであり、
そこに詳しい簿記の知識は必要ありません。

「<資料>にもとづいて、答案用紙の商品有高帳を記入し、5月の売上総利益の計算を示しなさい。」
とか、どうでもいいんです。
(※簿記3級の過去問の一文です)

 

もちろん、簿記の知識があれば、
お金の管理に役に立てることもできます。

が、そもそもお金の管理が苦手で、
これまで何もしていなかった上に、
「知識が身についたら」管理していくという発言。

 

つまり、

「家計のお金の問題に関して、まだ何もしていない」

ということなんです。

「お金の流れについて学ぶ」という意味では、
「簿記の勉強」もある意味正解なのですが、

「今抱えている問題を解決する」ために必要な行動ではない

というのはお分かりいただけたでしょうか。

 

 

 

●自分1人で修正するって難しい

「今の問題を解決するのに、
 そのレベルの知識は必要ないですよ」

という私の発言に、Bさんは

「言われてみたらそうですね…。
 自分ではこれが必要だと思っていました」

と答えました。

 

そうなんです。

自分では「これが必要だ」と思っているから
行動に移しているんです。

だからこそ、その行動が適切かどうか?が
見えにくくなります。

 

他にはこんなケースも。

起業を志している方が、

「この程度ではダメだ。もっと知識が必要だ!」

と、いつまでも商品やサービスを作らず、
勉強に躍起になっているケースはよく見られます。
既に商品化できる知識やスキルを持っていても、です。

 

周囲から

「これはお金を取って提供したほうがいいよ」
と言われても、

「いやいや、こんなレベルじゃ無理だよ」
と商品化していないことは多々あります。

 

でも、本人が「起業」を目的に掲げているのであれば、
今やるべきことは

「価格を付けて売り出す(モニター価格でも可)」

なのです。

 

そうすれば、売れたにせよ売れなかったにせよ、
どこを修正・改善すればいいか?がわかり
次の行動に進むことができるようになります。

でも、自分ひとりで判断していると、
その見極めを誤っていることに気づくことができないのです。

 

 

 

●他人・環境に助けてもらおう

「行動しているのに上手く行かない」という時は、
何か見落としているポイントがあるはずです。

そして自分でそこに気づくのは、とても難しいです。
気づいていれば、上手くいっているわけですから。

 

そのために大事なのは、

「自分以外からフィードバックをもらうこと」

です。

 

そしてそれは、
自分より視点・視座の高い人、多くの経験を持つ人、
客観的にあなたのことを見ることができる人が望ましいです。

※こちらの記事も参考にしてください
https://wealthdynamics.jp/archives/opposing_voice

 

「そんな人いないよ~~」
という場合も、そんなあなたに朗報です!

まもなく「LUCKの法則・オンライントレーニング」
第6期がスタートします!!!

 

これは、ウェルスダイナミクス考案者の
ロジャー・J・ハミルトンが見つけた
「LUCKの法則」を使いこなすために生まれたプログラム。

 

「安心・安全な場」で行動を練習し、
講師によるフィードバックを行い、
どんどん

「ラッキーな出来事を引き寄せられる」

あなたになれちゃいます。

 

……ぶっちゃけてしまうと、
「LUCKの法則」を使いこなすために必要な知識は
全て無料でお話しています。

ほんとに全部無料です。笑

 

それが「LUCKの法則・オンライントレーニング体験会」

−−−−−−−−−−
体験会の詳細はこちらから
https://luck-online-training.com/term6/trial01/
−−−−−−−−−−

 

「LUCKの法則・オンライントレーニング」は有料になりますが、
これは得た知識を実践し、鍛える場です。

(人によっては、無料の知識を得て自分一人で実践できちゃうかもしれません…)

 

どんなことをトレーニングする場なのか?
それを知るためにも、まずは体験会にご参加くださいね。

私も当日講師として登場しますので、
お会いできるのを楽しみにしています。

 

WDシニアトレーナー
白井圭(ロード)